ドラゴンズドグマ 界王編終了

 前回、旧作部分クリアと書いたが、ありゃ嘘だ。
 今回の部分で終了。


 しかし、何とも言えない話だった。嫌いじゃないよこういう話とだけは前置きしておく。
 同時に何とも言えない虚無感を感じるシナリオでもあった。
 領王は実はただの屑だったり、ドラゴンとの戦いそのものが次の世界の王を生み出すための出来レースというか試練だったりと、
 常に誰かの手のひらで踊っている感じのストーリー。
 ラスボスはプロローグで操作で来たサヴァンだったりする。めちゃくちゃ弱いけどな。
 その手前のエヴァーフォールに出てくる連中と比較してはいけない。
 エヴァーフォールの敵は強かったからなあ。ドラゴンって実は雑魚だったんだと実感した。
 まあ、竜の鼓動がボロボロ出るから、ごり押しでなんとでもなるんだが。石化だけは怖いが。


 で、面白かったのは面白かったんだが、オープンワールドのゲームとしてのコレジャナイ感が半端じゃない。
 一本道アクションとしてみても、コレジャナイ感がする。
 洋ゲーの真似をしてみてはいるものの、微妙に日本人に媚びる作りになっているが、全然媚び切れて無い。
 このゲームはどこの何を目指しているのかさっぱりわからない。


 で、ダークアリズンでは完全に、ハスクラになってしまった。
 言ってしまえば、劣化デモンズやダクソみたいなもの。


 結構売れたが、カプコンが予定していたより売れなかったのは、結局どこの誰に向けて売るかの絞り込みが甘すぎたんだろう。
 あれもこれもと全方向に媚びた結果、いろんな部分が、どれも1歩か2歩たりない、そんな感じになってしまった。
 器用貧乏の鏡みたいな作品といえる
 面白い要素はいくらでもあるから、続編に期待したいところ。
 B'zの主題歌はいらなかったと思う。そのお金で、街かダンジョンの1個でも増やせばよかったのに…。