俺屍2 序盤体験版

 ついに俺屍2発売まで1週間を切った。
 急にブログ再開したのも、このためだ。


 さて、4月に出た先行体験版はプレイ済み。正直、あの時点では微妙かなと思っていたが、今回の体験版をやるとその時抱いた微妙さが消えていた。
 グラフィック関連は味のあるグラフィックで、いいと思うのだが、ロードの長さが非常に気になってた。
 今回のほぼ製品版の体験版ではロードが非常に早く、ダンジョンにはいるときこそそこそこロードするが、ダンジョン内ではロードが短い。
 また、戦闘への切り替えも初回ロードのみちょっと時間がかかるが2回目以降の戦闘は非常にサクサク。ルーレットの回転停止も即停止で、リザルトも一括で見れてすぐに消える。
 というかボタン連打すると見落とす。
 このキビキビとした動作はハクスラ系のゲームには必要だろう。独特の3Dグラフィックの上でこの操作と動きの軽さは素直に誉めれる。大手メーカーだってこの点おろそかなの多いもの。
 このあたりの按配は、やはり桝田さんが隅々まで監修してるからだろう。このゲームに取ってどこと何が重要で、どこを取捨選択するかって部分がわかっていると思う。
 システム周りは3ヵ月前の先行体験版に比べはるかによくなっており、ぶっちゃけ現状出ているPS以降のゲームで、ここまでサクサクと行けるゲームはそう多くないと思う。


 さて、前回の体験版ではすでにキャラクターが作られており、ゲストキャラもいた状態だが、今回は序盤体験版ということで製品版の導入部分がプレイできる。
 前作と基本共通なのだが、3点大きな変更があり、まず、最初にプレイヤーの家族は3人から始まる。前作は主人公とその子供からだったが、今回は3兄弟(もしくは姉妹?)になっている。
 当然、これに付随して、最初の神様選びがない。これが2点目。そして初期職業を8種の中から3種選べる。
 前作は当主が剣士、子供が薙刀、あとそれ以後の子供で弓が選べたが、今回は3種自由に選べる。
 とりあえず、剣士、拳法、踊り子を選んでみた。
 PSP版の職業イメージを引き継ぐとすると、拳法は弓の上位互換であり、踊り子は薙刀の上位互換となるだろう。もっとも、拳法は中盤(頑張れば序盤に取れた)、踊り子は終盤にならないと取れない職業でそれゆえのバランスであった。初期から選べるということで調整してあるとはおもうが…。調整されていない場合、薙刀と弓は趣味の部類になるかもしれない。
 あと、PSPリメイクで剣士専用のオリジナル武器が作れたが、今回は各職業で作れる模様。そうなると剣士もいらない子になるかもなあ…。槍、拳法、踊り子あたりが有力な職業かな。大筒は装備次第というところか。壊し屋はロマン枠。
 

 さてゲーム自体の前作との差異となると、頭防具がなくなったこと、防具屋で装飾品が買えなくなった、各職業に成長する武器を作れるようになった、防具バージョンも導入された。このあたりだろう。
 頭防具がなくなったが、それを前提にダメージ調整しているだろうから、これは問題ではなく、おそらく成長する防具導入によって削られたんだと思われる。装飾品が買えなくなったのは地味に痛い。もっとも復興をしていけば増えるかもしれないが。武器も防具も特性つけたりできるようになったが、PSPリメイクと同じ仕様だったら、特定の中ボスではわざと市販装備で余計なもの付けないようにするとかする必要あるんだろうな。前作で属性+2回攻撃+会心大+女性特攻つけるのにえらい苦労したんだが(対昼子用)またあの地獄が始まるのか…

 
 ダンジョンは移動速度が上がった感じ。特にダッシュは非常に早く速瀬いるのと聞きたくなる。ついでに体力ももりもり減るぞ。おいていかれたコーちんが「まってーーーーーー」って言うのはあざといかわいい。でも止まらんよ。
 戦闘は基本サクサクのノリノリ。非常にテンポがよく術併せの時の「よいしょ!」がなんかお気に入り。相変わらず提案が馬鹿で困るときもある。
 熱狂の火の時はさらにノリが加速し、お祭りさながら。前作のEDのノリである。かたき討ち、2年で死ぬ、人間同士で子孫が残せない、など後ろ暗い設定を吹っ飛ばすくらい明るくノリノリである
 あ、そうだ、良い変更点があり、熱狂の火が出ているかどうか出撃前にわかる模様。おそらく、出るときはどこのダンジョン選んでも出るだろうから、欲しいものがあるダンジョンを選ぶといいんじゃないだろうか。
 前作はセーブしておいて、熱狂の火が出るとリセットして他のダンジョン選んだりとめんどくさかったもんね。
 ただ、アイテムに関しては、前作ほどドロップ率がシビアではない気がする。装備でも熱狂の火以外で結構ポロポロもらえる。術なんかはかなりの落としやすい気がするし。最初のダンジョンでくらら、速瀬がもらえるのはサービスしすぎじゃないだろうか。
 他に気になったところは宝箱かな、昔は手前のほうの箱はゴミ箱だったのだが、ぽろっと3000両入っていたりと入り口付近でも侮れない。もっともあっさりでは寄り道している時間がないのでどっぷりなどなら有効利用できそうだが。
 そう、今のところあっさりしか難易度選べないのだが、マジであっさり時間が流れる。あっという間に1ヵ月立ってしまう。熱狂の火なんて3回戦闘したら終わる。ゲーム全体のテンポがかなり上がっているのでダンジョンが長く感じることはないんじゃないだろうか。どっぷりだとまた違う感想になるんだろうけど。


 とりあえず1回目の清明を倒すところまでプレイ。というかこれはイベントバトルだなあ。
 やった手ごたえとして、俺屍を正当に進化させたゲームだと思って間違いないだろう。まだわからない仕掛けがある模様だが、それも楽しみ。前作ファンは問題なく買ってよいといえる。PSPリメイクでも操作性やテンポが大幅に改善されて非常にテンポよく遊べたのに、グラフィックなどが向上したうえでさらにそれを加速させているところがポイントだろうか。まあ3Dグラに関しては好みもあるし言いたいことも無いわけではないが。
 それでも待ったかいがあったなという出来だと思う。
 体験版のデータを製品版に引き継げるようだが、体験版はあっさりモードしかない。どっぷりでやりたいので、製品版は1からプレイだな。あと1週間が待ち遠しい。ほんとに15年待ったんだよ俺は…