酔拳

 木曜洋画劇場見てた。
 面白いものはいつ見ても面白い。
 ただ、アクションがもたっとしてる印象がある。なんていうか、行動、行動の間に一瞬の間を感じるんだよね。ただ、半分わざとやってると言う感じもする。ジャッキーが酔拳を身につけて最初の棒使いとの戦いは相当に切れのある動きをするので。
 修行完了前と完了後とで動きを変えてるんじゃないかなあと。
 改めて鑑賞すると、師匠のユエン・シャオティエンが良い味出してる。師匠と弟子との仲のよさがまた見てて微笑ましい。亀仙人と悟空とかクリリンの関係に似てるよなあ。
 ラスボスのもみ上げは笑った。すげえなあのもみ上げ。
 この手の映画の師弟ってのは最後に師匠を弟子が越えることが多いんだが、この作品ではそんなこと無かった。むしろ師匠は的確なアドバイスを出すし。師匠の「ワシが出るまでも無い」ってのは本音だったんだろうなあ。目くらましの見切り方もアドバイスするし。
 ラスボスの「両手は門を開くためにある、勝負は蹴りで決まる」って感じの台詞はなんとなく好きだなあ。香港国際警察みたとき、ジャッキーアクションのカンフー部分での切れが落ちたかなとおもったけど、酔拳と比べても遜色ない、むしろ、見せ方は格段に今のほうが上なので、あと5年はカンフーアクションで食っていけるんじゃないだろうか。
 しかし、この頃のジャッキーは細かったよな。ブルースリーと比べられて顔がいまいちとか言われてたみたいだけど、結構かっこいいとおもうんだけど。
 いや、おもしろかった。