ディアブロ3

 コンシューマー版の拡張が今週発売ということで、パラゴンレベル上げを行っている最中。PS3PS4へセーブデータ引継ぎできるそうだがいろいろめんどくさそう。PSNのセーブデーター共有じゃあかんのだろうか?
 各キャラクターのスキルに関してはどうせ拡張で大幅に変わるので、その時書こう。
 そんなわけでゲームそのものの感想。
 元々発売日に買っておりインフェルノマスター1まではクリアしている。FF14も飽きてきたし久々にやっているわけだ。パラゴンレベル上げにも飽きたので、39で放置していたウィズのレベルを60まで上げた挙句なんか適当にレジェンダリ―アイテム拾って装備したらモンクより数値の上では強くなってしまったが。ビルドが変なのか、高難易度ではモンクのほうが安定するけど。まあ、どっちにしたって石壁+イライラ棒きたら何度も死ぬんだけどね。

 PC版との違いで一番気になるのが操作に関してだろう。
 これに関してはコンシューマー用のUIを専用に作ってるので非常に操作しやすい。かなり直感的に操作できる。画面はPCと同じでマウス操作をパッドで行うという感覚ではない。特に装備変更に関しては秀逸だと思う。ただし斜めはちょっと入れづらいが。
 多少の問題もないわけではないが、特に詳細ステータスのスクロールは気になる。が、個人的にはPC版より操作しやすく感じた。
 あと、ディアブロの特徴の一つに、アイテムボックスの存在がある。アイテムには大きさが決まっており、5×10くらいのアイテム枠にうまく納めていく方式だ。ディアブロを知らない人にわかりやすく言うと、バイオ4のアイテム画面だと思えばいい。まあ、普通はディアブロのアイテムボックスだといえば通じるのだが最近の人には通じないみたい。あと日本人相手にも通じにくい模様。
 PC版は結局すぐ投げたので記憶が正確じゃないが、PC版のアイテムボックスもこの伝統にのっとった形だったはずだ。5×10は適当な数字なので間違ってる。
 コンシューマー版は大胆に、これを廃止して、単純に60個まで所持可能で100個まで預けられる保管箱を用意している。保管箱は金を出せばアップデートできる。
 あと大きな違いとしてオークションハウスの廃止とレジェンダリ―アイテムのドロップ率上昇、またレジェンダリ―アイテムのパラメーターもPC版より上限が高いそうだ。おかげでPC版とCS版はオンラインが別鯖である。がCS版はチャットできないしこれでいいと思う。レアアイテムはPC版のドロップ率をわかってないが、CS版では1章から4章まで通しでやると運が悪くても5個、運がいいと15個ほど手に入る印象だ。ただし、全体を通してやると割と時間がかかる。出ないときは数時間でないし、出るときは連続して出る。
 
 ビルドに関してはいろいろ言われているが、これはどんどんアプデで変更かかっているのでその時で印象が変わる。今回の拡張で大きく変わるのでまた評価はその時々で変わる。うちがレベル60のモンクもウィザードも大きく変更を食らっているのだが。ただ、アプデ内容を見ると全体的には大幅に上方修正がかかっているように思えた。ウィザードのクリティカルマス削除とアルコン時間延長廃止はどう影響しているかだが、よく考えたらうちのウィズはCM使った凍結ウィズしてるわけじゃないのでそんなに影響なかった。アルコンはビルドなしで単発で入れていても敵が大量にいるところだと敵をせん滅するまで変身できて楽しかったのだが…。

 ここから先はシナリオとキャラクターの話。
 一応1から綿密につながった話なんだよと。
 2の前作主人公が新たなディアブロにってのは唐突な気もするが、ディアブロ1のEDで一応やってるし。

ディアブロ
 今回、すべての魔王の魂を一つにまとめた究極の悪(笑)になる。
 その割に言うことが小物っぽい。具体的には負け惜しみしか言わない。「お前は遅かったのだ」「その裂け目をふさげばお前も巻き込まれて死ぬぞ」「お前がここに来るころには天界は滅んでいる」などなど、プレイヤーがディアブロの天界侵攻を阻止する行動するたびにこのような台詞を言ってくる。「殺してやるからかかってこいよ」とは間違っても言わない。勝てないのがわかっているからだろうかwwwww
 ボスとしての強さは程ほど、今回ほかに出てくる、アズモダンやべリアルに比べると動き回る分めんどくさい。マスター1になると即死に近いダメージをもらうことがあるので油断はできないが、基本すべての攻撃が回避可能である。
 まあ、ぶちゃけ、このゲーム、ボスより黄色や青ネームのほうが強いからね。

・アズモダン
 7大悪の一人で小4悪の一人。この辺設定をよく読まないと関係がわからないのだが、元々地獄には4悪がいてそれが俗に言う小4悪。あとから出てきた3大悪に小4悪は負けて地獄の覇権を握られてしまう。その後で小4悪が下剋上を起こして3大悪をサンクチュアリ(わかりやすく言うと人間界。ゲームの舞台)に追放しちゃう。7大悪の中で大と小に分かれているのは勝った負けたの関係だからのようだ。
 で、他の7大悪のうちアズモダンとべリアル以外は前作までに負けて封印されている。まあディアブロは毎回負けて封印されているんだが。最強(笑)っていったい。
 そんで出てきたアズモダン。アズモたんといわれるくらいの萌え癒しキャラ。
 ディアブロ以上の負け惜しみと小物臭が漂う、乳首ピアスの丸々とした体形です。
「投石器なんて設置しても無駄なんだからね」「すでに部下が侵入してるんだからね」「投石器はこっちにもあるもんね」「投石器なんてなくても勝てるもんね」「本当の苦痛を教えてあげるもんね。部下がだけど」
 などと、数々のツンデレ発言(違う)を見せてくれる。とくに最後の台詞は爆笑もので、お前がやるんとちゃうんかいと突っ込みたくなる。

・べリアス
 七大悪で最も狡知に長けた悪魔らしい。ディアブロは一番我慢強いらしい。なんの自慢だ?
 まあ、上記の2悪魔を見ればわかるが、あくまで7大悪の中ではという注釈がつく。
 このゲームで一番狡知に長けていたのは間違いなくエイドリアだろう。主要人物の9割だまくらかして完全版ディアブロを復活させたのは彼女一人の知能のおかげと言っていい。べリアルもアズモダンも彼女に良いように利用されているだけである。一応、エイドリアはディアブロの指示で動いているという話らしいが、ディアブロを見ているとおそらくおおざっぱに「エイドリア、俺を完全体にして復活させろ」くらいの指示しか与えてないように思える。
 さて、欺瞞の王といわれる通り擬態して出てくるのだがまあ怪しい。某女神転生の閣下くらい怪しい。お供にはこいつ怪しいって見抜かれているレベル。しかも上記2悪魔と比べて特徴がない。
 なのでただの2面ボスでしかない。正直1面ボスのブッチャーのほうが強いのでますます印象が薄い。

・スケルトンキング
 レオリック王のなれの果ての姿。レオリック王自体が悲劇の塊で、多分ディアブロシリーズの中で最も不遇な人物だろう。しかもすべての話にかかわる。それでも一応1で滅んで眠りについていたのだが、今回、無理やりたたき起こされた挙句、もう一回殺される。ひどい話だ。ディアブロ1の舞台も2の冒頭の舞台も3の1章の舞台もレオリックの国の話である。ちなみに2のストーリーを詳しく理解したのは割と最近。3が出るちょっと前くらい。なぜならディアブロ2は英語でやっていたからストーリーがよくわかってなかった。1にいたってはストーリーがあったことすら覚えてなかった。割とそれはどうでもいい話なんだよね。何しろひたすら装備集めて強化を楽しむゲームで、ラスボスとか途中のボスとか新装備の試し斬り用の木人みたいなもんだし。

・ブッチャー
 これも1から登場。なんでこいつが出てきたのかはさっぱりわからない。ファンサービス何だろうが、人気取りといわれてしまうのは脈略がないからだろうね。ストーリー的になんかあったっけ? スケキンは一応わかるんだけどなあ。
 で、個人的には全ボス最強はこいつだと思う。M1でディアブロにノーミスで勝てても、こいつに負けること多し。地形が悪いわ。足場の炎を一度も踏まずに勝つとトロフィー解放される模様。

デッカード・ケイン
 OPムービーに出てくる爺さん。実は1の時の鑑定してくれるおっさん。実はすごい設定があった模様。2でも幽閉されてて助けるとただで鑑定してくれるように・・・って2の鑑定爺さんってこいつだったのか(英語だったので以下略)
 1〜3通して活躍してきた爺さんもついに・・・

・リア
 洋ゲーにしては比較的バタ臭くない顔。オリエンタル工業に人形っぽいとか言ってはダメ。
 制御できないすごい力を秘めているという、なんという恥ずかしい設定。
 しかし、ある人の血族なのでろくな目に合わないという。

・エイドリア
 リアの母親、この人も1にいたNPCの一人らしい。このゲームの黒幕にして唯一の謀略成功者。マジ有能。
 ゾルタン・クーレだけが土壇場で彼女の計略を見抜いたようだが・・・

ゾルタン・クーレ
 マジ有能その2。人類ネファレム化計画を企てていてそれを恐れた同僚たちに殺されて封印された有能な魔術師。
 この世界の人間は天使と悪魔の合いの子であり、素質的に天使と悪魔を超えるものを持っていたが、ワールドストーンの影響でその力は徐々に失われていった。
 2の最後でワールドストーンが砕かれてネファレムの力が解放されつつある人がポツポツではじめる。これが3の主人公たちの模様。ババ男とか前作から続投っぽいしいつ覚醒したのかわからんが。
 彼は有能で上から目線のちょっと傲慢な人だったけど、おそらく唯一人間のためだけに活動していたわけだが、結局、ネファレムの力を恐れた天使とその走狗である人間に封印されたという。
 こいつを途中で復活させるのだが、最初から、エイドリアが怪しいとにらんでおり、黒のソウルストーンを解放する段階で、ディアブロ復活の計画を見抜く。その上、主人公たちを勧誘しようという有能っぷり。
 唯一、RPGお約束の真実に最も近づきながら明確にそのことを言わないをやってしまうため、主人公に誤解されてぶっ殺されてしまう。
 割といい人っぽいのだが必ず最後に悪役っぽい高笑いをして去って行く。善人と思われたくないんだろうな。

・コ―マック
 主人公の3人のお供の一人。一番最初に仲間になる。前衛タンクなのに装備がしょぼいうちに高難易度に連れていくとすぐに死ぬ。主人公を回復してくれるヒーラー的側面もある。雀の涙のような回復だが。
 まじめな性格が災いして連れ歩いてて一番退屈な人物。よって出番は少なめ。デーモンハンターにはいい相棒らしい。

・リンドン
 一見コソ泥。しかし内面は・・・やっぱりコソ泥。世界を救う戦いになぜ自分が参加してるんだと本人が思うレベル。ただ遠隔なのが幸いしてなかなか死なないし、足止め系のデバフ武器を装備させるとかなり役に立つ。
 何より会話が楽しい。金と女が大好きの若干はげかかったヒゲ野郎だが、会話が楽しすぎる。日本語版はなんと飛田さんの声で軽口を叩いてくれる。登場が結婚詐欺なので印象は悪いだろうがぜひ最後まで連れ歩いてほしい。

・アイリーナ
 紅一点のお供。唯一の女の子だし見た目も割とかわいい。会話はちょっと真面目系なので楽しみは少ないが、PTに彩が添えられる。ただし、レベルが上がるにつれて装備が重装備化していき、露出が減っていく。
 混乱や敵をニワトリにするという足止めをデフォルトで持っているため、高難易度ほど便利。エリートなどの色付きネームでも足止めしたりできるので助かることも多い。混乱させた敵を自分で攻撃して殺してしまうというおちゃめな一面もあるが。