剣の街の異邦人

 チームムラマサ謹製の3DダンジョンRPGである。
 最近、Vitaでデモンゲイズを出してからというもの頻繁に過去作品のリメイクや新作を出してそこそこ売れている。
 マイケルソフトの時にチームラの中心メンバーが自腹きってウィザードリィエクス2を作っていたころを思えば雲泥の差だろう。


 今作は脱ウィズ路線に進み始めた円卓の生徒、それと同じ世界観を持つデモンゲイズとの間の時代の作品となっている。
 上記2作は3Dダンジョンで装備を集めるハスクラという路線は維持しつつも、円卓はキャラクターメイクをさせずにキャラクター固定(もっとも育成はかなり自由)、デモンズはデモンという召喚獣みたいなものを前面に出しており
 Wizとはちょっと違う3Dダンジョンものだったのだが、同じ世界観を共有する反面、原典回帰するようにウィズ色を表に出して来た作品。
 とはいっても過去作の集大成をうたっており、上記2作だけでなく今まで出して来たゲームの要素を大体網羅してきている。
 軽快な操作性はより磨きがかかり、高速戦闘、リピートなど開き直った仕様はそのまま、昔の女神転生にあったようなMAPの自動移動まである。円卓やデモンズであった特定ポイントでの宝持ちモンスターはアイテムを消費から士気ポイントを消費する形になった。士気ポイントというのは古くはエクス時代からあったもので、絶対逃走や防御無視全体攻撃などPTスキルというものを使うためのポイントで、今作はこのPTスキルをガンガン使わせるつくりになっている。それをモンスター召喚に使わせることでリスクとリターンをはからせるようになっている。
 ポイントさえあれば何度でも召喚でき(実際は消費量がだんだん大きくなるので2回から3回くらいが現実的だが)士気ポイントもどんどんたまるのでどんどん使っていっていいというお手軽しよう。ハスクラ3Dダンジョンと銘打っているだけあって、このあたり縛りをほとんどいれていない。
 そのほかに純血種というダンジョンを徘徊するボスを用意しており、これに襲われるリスクもある。もっとも主人公たちの目的の一つにこの純血種討伐もあるので探し回る羽目になるのだが。
 他にこの作品の特徴として蘇生の難しさ。Wizでそうだったように蘇生にはペナルティが存在しており、死ぬたびに生命点が消費され0になると消滅してしまう。もちろん回復させる方法もあって、きちんと回復させていれば消滅することはないのだが、その代りに大金かもしくは長時間の療養期間が必要で戦線離脱を余儀なくされる。戦闘中の蘇生は難しく、魔法による蘇生は無い。貴重なアイテムでの蘇生は可能だが、生命点は消費されるという、死に対するペナルティが最近のRPGのなかでは格段に重いといえる。そして原点回帰したWizのごとく割合殺しに来る。全体的に難易度は高めと公式で言っているだけのことはある。まあ、過去のWizに比べたらかわいいものだが。


 とにかく、カジュアルに軽快に、同時に深くディープに3Dダンジョンに嵌まれるように設計されているまさに集大成と言っていいゲーム。

 
 さて、紹介とほめるのはここまで。


 このゲームの難点である。
 誤解のないように先に言っておくとこのゲーム非常に頑張って作られており手抜き感は一切ない。過去作の不満点もうまくつぶしている。
 非常によくできたゲームであるといえる。この1作に限って話をすれば…


 そう、いい加減飽きた。


 ずっとチームムラマサのゲームを追っている身としては、いい加減同じようなゲームばかりで飽きてきたのである。
 おそらくチームムラマサ独自の3DダンジョンRPGを作るための開発キットのようなものがあるのだろう。もしくはソースコードを当然流用しているか。
 このあたりゲームを作ったり移植したりするのだからある意味当然のことである。
 だが、こうも年に1度くらいの割合で似たような作品が続くと飽きるのである。
 ぶっちゃけていってしまえば毎回買う必要はない。デモンゲイズ持ってたらそれだけでいいし、円卓の生徒もってればそれやればいい。
 それくらい代わり映えがしない。
 ゲームをやればわかるが手抜き感は一切ない。にもかかわらずシリーズ全体で見ると使いまわし感を異様に感じるのである。
 だからといって3Dダンジョンものをこれ以上どうにかしろというのは難しいだろう。
 世界樹が4を出したあと過去作のリメイクやらペルQやらちょっと毛色の変わった系統に手を出し始めたのもスタッフがマンネリ感打破のためなんじゃないだろうかと思ってしまう。


 もう一度言うと、これ単品は非常によくできている。
 今年中にVitaに移植されるらしいのでWizライクな3DダンジョンRPGが好きな人はぜひ手を出してみてほしい。

ディアブロ3RoS クルセイダー

 祝クルセイダーレベル70
 まあ、レベルカンストはスタートラインなんだが…。
 戦闘力が20万前後で頭打ち状態。あとはグルグルアドベンチャーしまくってティラエルからレジェンド狙うしかないか。
 しかし、ウィズは70になってからすぐに戦闘力40万前後になったんだが、こっちはなかなか伸びないなあ。
 

 ブロック率重視の前衛志向でビルドしてたところどうしても死ぬ。ブロックすると回復付けてるんだが、回復量が追いつかない。基本的に回復があまりないのも辛い。
 ブロック率50越えてるんだけどなあ。
 難易度マスターでもチャンピオンやエリートに負けるので、ビルドを見直し。
 プライマリをハンマー投げにして、サポートに弓ファランクス。攻撃速度アップの法を付けてルーンを8秒間クリティカルダメージ+100%、あとはメテオにクリチャンス100%とSOLと馬+3秒。これに目いっぱいクールダウンを付けたビルドに。
 クールダウンは40%を超えた。


 基本遠くからハンマーを投げつつ弓ファランクスを召喚。クールダウンが9秒ほどになっており、弓の効果は5秒ほどなのでほぼ毎回の戦闘で使えるT1の雑魚群れ程度ならこれで瞬殺。
 HPの高い大型MOBがいる場合はこれにSOLを追加。弓とハンマー叩きこみつつ遠くから殲滅。こちらも元のクールダウンが20秒でこれが12秒程度。
 さらにチャンプかエリートが来た場合は、法発動でクリダメ+100%してから、メテオ。このメテオは100%クリティカルするので、T1程度なら大体半分から多い時には9割くらいチャンプのHPを削れる。60秒のクールダウンがメテオの唯一のネックだが、プライマリで35%のクールダウン減と40%ほど自前で付けているのがあるので20秒ちょっとで回復する。
 あとはひたすらハンマー投げつつ弓とSOLを叩きこむのだが、アーカインの光とか毒とか炎の鎖とかやばそうな攻撃来た場合は、馬に乗って逃げる。基本移動用に用意しているが逃げるのにも使える。これで逃げて少なくとも弓とSOLが回復するまで時間を稼ぐ。そして体勢を立て直して再び倒す。基本は遠距離で。
 
 というチキン戦法を確立させた。これでT1でも安定して回れるようになった。このままDPS上がればT3くらいまでならこのビルドで行けそうなのだが…
 このビルドの欠点として、全部クールダウンなのでMPが余るんだよな。削るならうまを削って何か入れるべきなんだが…。
 

ディアブロ3RoS

 さっそくプレイ。
 の前にPS3のデータを移植。ディスクがなくてもできました。データ移行のためにディスク買ったのに…。というかHPの説明が紛らわしいんだよ。あれだとディスクとゲームデータが必要なように見えるじゃんかよ。
 ディスクなしのダウンロード版のみでもPS3からPS4に問題なくセーブデータ移行可能なのを確認…。3980円損した…。


 ま、まあ気を取りなおしてプレイ。
 ここから先はプレイして気が付いた変更点など。思いついたまま書いてるので脈略なく話題が変わるが気にするな。

・ロードが早い
 キャラクターの切り替えなどのロードが早くなっている。エリア選択時のMAPの切り替えの時だけそれなりのロードが発生するが、それ以外の部分ではロードも短くなり操作もきびきび動く。特に、詳細ステータスのスクロールが早くなっている。まあ、それでもページ送り機能がないんだが。経験値確認に一番下までスクロールさせるのがたるいのはそのまま、動きそのものは早くなってるが。
 PS3版より敵の数が増えてる。軽くクルセーダーで一番低難易度をやってみたが、最初のイベント後の戦闘で敵の数が大体1.8倍から2倍くらいいた。またAct5なので比較として適切じゃないが、PS3だとこんなけ枠とラグるんじゃないかというくらいワラワラと襲ってきた。その後アドベンチャーモードのAct1のブッチャーステージ前でもPS3版より大量の雑魚が湧いたので、おそらくPS3版より雑魚が増えている。元々PS3版はPC版より雑魚の数が減っている仕様だったので、多分PC版と同じくらい湧くようになったのだろう。装備の上限が強化されていたこともあってPS3版のディアブロ3はディアブロ3イージータイプってところかもしれない。


・新シナリオ関連
 とりあえずAct5をクリアすることに。クルセイダーも上げたいんだけどね。
 戦闘力(DPSのこと)18万前後のウィズで難易度はマスターでプレイ。
 ラストダンジョン手前まではサクサクプレイだったのだが、ラストダンジョンに入った途端苦戦する。敵の攻撃力はそうでもないのだが、とにかく敵がタフ。一番弱い雑魚でも40万から50万くらいHPあるんじゃないかと思うくらいタフ。エリートやチャンプでもない雑魚でも大型の奴だと300万とか400万とかHPあるんじゃないだろうか。
 とにかくタフな敵が圧倒的な数で攻めてくるので押し込まれる。
 また、ウィズは全体的に攻撃力が大幅に上がっているが、その代り防御面で弱くなっている。まず、クリティカルマスがなくなったので、凍結+バリア張り放題ができなくなった。さらにHP回復手段が減っている。具体的にはファミリア召喚時にHPリジェネとアーマー時リジェネがなくなった。代わりにバリアの種類が増えているので固くはなったが回復手段が減ったといえる。なので基本は乱戦に向かなくなった。左手にシールド持たせた防御型ならバリアで耐えれるかもしれないが。
 そこで戦法を変えてブリザードヒュドラで削り遠くから貫通炎ミサイルで攻撃することにする。
 これで安定するものの、ラスボスで超苦戦。一応M1でヘルファイアボス倒せるくらいの強さのウィズなんだが。めんどくさくなって難易度を1段階下げてクリア。それでも割と苦労した。ボス部屋に設置されている回復を2か所とも利用することになるとは…。というか最強の悪ディアブロ(笑)っていったい。あいつはM2でも雑魚だったのに。


・経験値
 Act5はクリアまでに5時間ほど必要とした。序盤にイベントが多く寄り道したせいもある。経験値はアホほど稼げて、Act5クリアだけで60→68になった。その後アドベンチャーモードで70まで上げる。
 ちなみに、68→69まで経験値5000万ほど、69→70まで7100万ほどだった。Act5をマスターで周回するだけで3億くらい経験値稼いでるんじゃないだろうか。
 拡張前にM1で必死にAct3週回して2000万溜めていたのが馬鹿らしくなる世界である。
 そりゃ、Act3のランがRoSでは過去のものとされる理由がわかるわ。
 アドベンチャーモードは各地のクエストをクリアすると経験値と金以外の交換用トークンを手に入れることができる。1個交換してみたがゴミができた。
 

・アイテム関連
 宝石の価値が激減。マスター以降の難易度だと最上位の宝石がボロボロドロップするからだ。代わりに宝石合成は3個でアップグレードに変更された。触媒は不要になったので数は必要になったがやりやすくはなった。とはいえ必死に宝石集めて触媒集めのためにわざとヘルやナイトメア周回してた身としてはなんとなく複雑な気分。

 またレベル61以上の装備もドロップする。鍛冶屋もレベル12まで強化できるようになった。61以降の装備はクラス専用のプロパティが付くケースが多いように思える。ウィズの場合は特に頭と腰。特定の魔法の威力アップなどが頻繁についてくる。ブッチャーからDPSが2400ほどの方手斧をゲット。必死に集めたチャンドラセットが一瞬でゴミになる。わかっているが悲しい。

 新たな職人ミスティック登場。装備の外見変更と、装備についているプロパティを1個だけ変更可能。変更は試してみたが、ゴミはゴミにしか変わらないようだ…。割と素材食うので最終装備にしたいものが集まってから気長に利用だな。しかし、ライフポーション+8000を変更しようとしたら候補3種の中に、ライフポーション+8000と+7999と取得範囲2ヤードとか来るのやめてくれないかな。せめて被るのやめてくれ。ここはアプデで同じ種類のものは出ないようにしてほしいが。他にもGF+28%と27%が出てきたり…。多分同じようなカテゴリから抽選なんだろうと思うが。クリティカル確立とかだとうまくすると今より高い確率引くことができるかも。選択3種のうち1個は現在のプロパティのようだから変えたくないならそれを選べばいいし。いろいろ試してみたいが素材が足りない。


 クラスに関しての変更はもうちょっとやりこんでからかな。

ディアブロ3 筋力ヘルファイアリング

 拡張でクルセーダー育成用の筋力ヘルファイアリングを作成。
 筋力ボーナスが250ほどとさほど高くないが、クリ確率とクリダメボーナスが付いたなかなかの逸品が完成した。
 攻撃速度と移動速度もほしいがそこまで吟味するといつ完成するかわからんしこのあたりで妥協する。
 残り2枠が敏捷+160程度とライフオーブ回復量+7000
 微妙といえば微妙だが、デーモンハンターやモンクでも使用できるし、バーバリアン育成の時にライフオーブドロップアップをつけておけば有効活用できるだろう。と自分を納得させておく。
 敏捷専用のヘルファイアも作りたかったがこれで代用できるしいいかなあ。あとは知力か。鍵集めめんどくさいなあ。2時間もあれば終わるんだが。


 ヘルファイアの素材ボスはM2だと勝率5割前後とかなり厳しい。M1だとシージブレイカーとゾルタン以外には楽勝になった。二刀流をやめてシールド持ちにした途端安定した。高難易度は防御も大切だなあ。
 問題はM1だと3連戦しても確率的にどれか1カ所ドロップしないこと。あとで1カ所だけ再挑戦とか普通にやるよりめんどくさいんだよなあ。


 あと、パラゴンレベルがようやく12になった。これ、拡張版の時どうなるんだろう?
 今60のキャラも当然キャップが70になるからカンストしてない状況になるんだが、もちろん70になればパラゴンレベル12から続きができると思ってるが、60の状態で適用されるんだろうか?
 されるといいなあ。
 パラゴンレベルのパラメータの仕様も変わったらしく、移動速度や攻撃速度、クリティカル確立やクリダメージまで調整できるらしい。これは正直ありがたい。
 また装備についてるプロパティも付けなおしが可能だとか。
 昔のディアブロに比べるとずいぶんぬるくなったなとは思うが、正直ありがたい。
 

 ああ、楽しみだ、早く明日にならないかなあ。

ディアブロ3

 コンシューマー版の拡張が今週発売ということで、パラゴンレベル上げを行っている最中。PS3PS4へセーブデータ引継ぎできるそうだがいろいろめんどくさそう。PSNのセーブデーター共有じゃあかんのだろうか?
 各キャラクターのスキルに関してはどうせ拡張で大幅に変わるので、その時書こう。
 そんなわけでゲームそのものの感想。
 元々発売日に買っておりインフェルノマスター1まではクリアしている。FF14も飽きてきたし久々にやっているわけだ。パラゴンレベル上げにも飽きたので、39で放置していたウィズのレベルを60まで上げた挙句なんか適当にレジェンダリ―アイテム拾って装備したらモンクより数値の上では強くなってしまったが。ビルドが変なのか、高難易度ではモンクのほうが安定するけど。まあ、どっちにしたって石壁+イライラ棒きたら何度も死ぬんだけどね。

 PC版との違いで一番気になるのが操作に関してだろう。
 これに関してはコンシューマー用のUIを専用に作ってるので非常に操作しやすい。かなり直感的に操作できる。画面はPCと同じでマウス操作をパッドで行うという感覚ではない。特に装備変更に関しては秀逸だと思う。ただし斜めはちょっと入れづらいが。
 多少の問題もないわけではないが、特に詳細ステータスのスクロールは気になる。が、個人的にはPC版より操作しやすく感じた。
 あと、ディアブロの特徴の一つに、アイテムボックスの存在がある。アイテムには大きさが決まっており、5×10くらいのアイテム枠にうまく納めていく方式だ。ディアブロを知らない人にわかりやすく言うと、バイオ4のアイテム画面だと思えばいい。まあ、普通はディアブロのアイテムボックスだといえば通じるのだが最近の人には通じないみたい。あと日本人相手にも通じにくい模様。
 PC版は結局すぐ投げたので記憶が正確じゃないが、PC版のアイテムボックスもこの伝統にのっとった形だったはずだ。5×10は適当な数字なので間違ってる。
 コンシューマー版は大胆に、これを廃止して、単純に60個まで所持可能で100個まで預けられる保管箱を用意している。保管箱は金を出せばアップデートできる。
 あと大きな違いとしてオークションハウスの廃止とレジェンダリ―アイテムのドロップ率上昇、またレジェンダリ―アイテムのパラメーターもPC版より上限が高いそうだ。おかげでPC版とCS版はオンラインが別鯖である。がCS版はチャットできないしこれでいいと思う。レアアイテムはPC版のドロップ率をわかってないが、CS版では1章から4章まで通しでやると運が悪くても5個、運がいいと15個ほど手に入る印象だ。ただし、全体を通してやると割と時間がかかる。出ないときは数時間でないし、出るときは連続して出る。
 
 ビルドに関してはいろいろ言われているが、これはどんどんアプデで変更かかっているのでその時で印象が変わる。今回の拡張で大きく変わるのでまた評価はその時々で変わる。うちがレベル60のモンクもウィザードも大きく変更を食らっているのだが。ただ、アプデ内容を見ると全体的には大幅に上方修正がかかっているように思えた。ウィザードのクリティカルマス削除とアルコン時間延長廃止はどう影響しているかだが、よく考えたらうちのウィズはCM使った凍結ウィズしてるわけじゃないのでそんなに影響なかった。アルコンはビルドなしで単発で入れていても敵が大量にいるところだと敵をせん滅するまで変身できて楽しかったのだが…。

 ここから先はシナリオとキャラクターの話。
 一応1から綿密につながった話なんだよと。
 2の前作主人公が新たなディアブロにってのは唐突な気もするが、ディアブロ1のEDで一応やってるし。

ディアブロ
 今回、すべての魔王の魂を一つにまとめた究極の悪(笑)になる。
 その割に言うことが小物っぽい。具体的には負け惜しみしか言わない。「お前は遅かったのだ」「その裂け目をふさげばお前も巻き込まれて死ぬぞ」「お前がここに来るころには天界は滅んでいる」などなど、プレイヤーがディアブロの天界侵攻を阻止する行動するたびにこのような台詞を言ってくる。「殺してやるからかかってこいよ」とは間違っても言わない。勝てないのがわかっているからだろうかwwwww
 ボスとしての強さは程ほど、今回ほかに出てくる、アズモダンやべリアルに比べると動き回る分めんどくさい。マスター1になると即死に近いダメージをもらうことがあるので油断はできないが、基本すべての攻撃が回避可能である。
 まあ、ぶちゃけ、このゲーム、ボスより黄色や青ネームのほうが強いからね。

・アズモダン
 7大悪の一人で小4悪の一人。この辺設定をよく読まないと関係がわからないのだが、元々地獄には4悪がいてそれが俗に言う小4悪。あとから出てきた3大悪に小4悪は負けて地獄の覇権を握られてしまう。その後で小4悪が下剋上を起こして3大悪をサンクチュアリ(わかりやすく言うと人間界。ゲームの舞台)に追放しちゃう。7大悪の中で大と小に分かれているのは勝った負けたの関係だからのようだ。
 で、他の7大悪のうちアズモダンとべリアル以外は前作までに負けて封印されている。まあディアブロは毎回負けて封印されているんだが。最強(笑)っていったい。
 そんで出てきたアズモダン。アズモたんといわれるくらいの萌え癒しキャラ。
 ディアブロ以上の負け惜しみと小物臭が漂う、乳首ピアスの丸々とした体形です。
「投石器なんて設置しても無駄なんだからね」「すでに部下が侵入してるんだからね」「投石器はこっちにもあるもんね」「投石器なんてなくても勝てるもんね」「本当の苦痛を教えてあげるもんね。部下がだけど」
 などと、数々のツンデレ発言(違う)を見せてくれる。とくに最後の台詞は爆笑もので、お前がやるんとちゃうんかいと突っ込みたくなる。

・べリアス
 七大悪で最も狡知に長けた悪魔らしい。ディアブロは一番我慢強いらしい。なんの自慢だ?
 まあ、上記の2悪魔を見ればわかるが、あくまで7大悪の中ではという注釈がつく。
 このゲームで一番狡知に長けていたのは間違いなくエイドリアだろう。主要人物の9割だまくらかして完全版ディアブロを復活させたのは彼女一人の知能のおかげと言っていい。べリアルもアズモダンも彼女に良いように利用されているだけである。一応、エイドリアはディアブロの指示で動いているという話らしいが、ディアブロを見ているとおそらくおおざっぱに「エイドリア、俺を完全体にして復活させろ」くらいの指示しか与えてないように思える。
 さて、欺瞞の王といわれる通り擬態して出てくるのだがまあ怪しい。某女神転生の閣下くらい怪しい。お供にはこいつ怪しいって見抜かれているレベル。しかも上記2悪魔と比べて特徴がない。
 なのでただの2面ボスでしかない。正直1面ボスのブッチャーのほうが強いのでますます印象が薄い。

・スケルトンキング
 レオリック王のなれの果ての姿。レオリック王自体が悲劇の塊で、多分ディアブロシリーズの中で最も不遇な人物だろう。しかもすべての話にかかわる。それでも一応1で滅んで眠りについていたのだが、今回、無理やりたたき起こされた挙句、もう一回殺される。ひどい話だ。ディアブロ1の舞台も2の冒頭の舞台も3の1章の舞台もレオリックの国の話である。ちなみに2のストーリーを詳しく理解したのは割と最近。3が出るちょっと前くらい。なぜならディアブロ2は英語でやっていたからストーリーがよくわかってなかった。1にいたってはストーリーがあったことすら覚えてなかった。割とそれはどうでもいい話なんだよね。何しろひたすら装備集めて強化を楽しむゲームで、ラスボスとか途中のボスとか新装備の試し斬り用の木人みたいなもんだし。

・ブッチャー
 これも1から登場。なんでこいつが出てきたのかはさっぱりわからない。ファンサービス何だろうが、人気取りといわれてしまうのは脈略がないからだろうね。ストーリー的になんかあったっけ? スケキンは一応わかるんだけどなあ。
 で、個人的には全ボス最強はこいつだと思う。M1でディアブロにノーミスで勝てても、こいつに負けること多し。地形が悪いわ。足場の炎を一度も踏まずに勝つとトロフィー解放される模様。

デッカード・ケイン
 OPムービーに出てくる爺さん。実は1の時の鑑定してくれるおっさん。実はすごい設定があった模様。2でも幽閉されてて助けるとただで鑑定してくれるように・・・って2の鑑定爺さんってこいつだったのか(英語だったので以下略)
 1〜3通して活躍してきた爺さんもついに・・・

・リア
 洋ゲーにしては比較的バタ臭くない顔。オリエンタル工業に人形っぽいとか言ってはダメ。
 制御できないすごい力を秘めているという、なんという恥ずかしい設定。
 しかし、ある人の血族なのでろくな目に合わないという。

・エイドリア
 リアの母親、この人も1にいたNPCの一人らしい。このゲームの黒幕にして唯一の謀略成功者。マジ有能。
 ゾルタン・クーレだけが土壇場で彼女の計略を見抜いたようだが・・・

ゾルタン・クーレ
 マジ有能その2。人類ネファレム化計画を企てていてそれを恐れた同僚たちに殺されて封印された有能な魔術師。
 この世界の人間は天使と悪魔の合いの子であり、素質的に天使と悪魔を超えるものを持っていたが、ワールドストーンの影響でその力は徐々に失われていった。
 2の最後でワールドストーンが砕かれてネファレムの力が解放されつつある人がポツポツではじめる。これが3の主人公たちの模様。ババ男とか前作から続投っぽいしいつ覚醒したのかわからんが。
 彼は有能で上から目線のちょっと傲慢な人だったけど、おそらく唯一人間のためだけに活動していたわけだが、結局、ネファレムの力を恐れた天使とその走狗である人間に封印されたという。
 こいつを途中で復活させるのだが、最初から、エイドリアが怪しいとにらんでおり、黒のソウルストーンを解放する段階で、ディアブロ復活の計画を見抜く。その上、主人公たちを勧誘しようという有能っぷり。
 唯一、RPGお約束の真実に最も近づきながら明確にそのことを言わないをやってしまうため、主人公に誤解されてぶっ殺されてしまう。
 割といい人っぽいのだが必ず最後に悪役っぽい高笑いをして去って行く。善人と思われたくないんだろうな。

・コ―マック
 主人公の3人のお供の一人。一番最初に仲間になる。前衛タンクなのに装備がしょぼいうちに高難易度に連れていくとすぐに死ぬ。主人公を回復してくれるヒーラー的側面もある。雀の涙のような回復だが。
 まじめな性格が災いして連れ歩いてて一番退屈な人物。よって出番は少なめ。デーモンハンターにはいい相棒らしい。

・リンドン
 一見コソ泥。しかし内面は・・・やっぱりコソ泥。世界を救う戦いになぜ自分が参加してるんだと本人が思うレベル。ただ遠隔なのが幸いしてなかなか死なないし、足止め系のデバフ武器を装備させるとかなり役に立つ。
 何より会話が楽しい。金と女が大好きの若干はげかかったヒゲ野郎だが、会話が楽しすぎる。日本語版はなんと飛田さんの声で軽口を叩いてくれる。登場が結婚詐欺なので印象は悪いだろうがぜひ最後まで連れ歩いてほしい。

・アイリーナ
 紅一点のお供。唯一の女の子だし見た目も割とかわいい。会話はちょっと真面目系なので楽しみは少ないが、PTに彩が添えられる。ただし、レベルが上がるにつれて装備が重装備化していき、露出が減っていく。
 混乱や敵をニワトリにするという足止めをデフォルトで持っているため、高難易度ほど便利。エリートなどの色付きネームでも足止めしたりできるので助かることも多い。混乱させた敵を自分で攻撃して殺してしまうというおちゃめな一面もあるが。

俺屍2 とりあえずクリア

 ようやくクリア、めんどくさくなって結局どっさりに変更して40時間ほどでクリア。
 ダンジョンが広いせいであっさり、どっさりだと割としんどい難易度になっている。
 もっとも、最深部まで行かないといけないダンジョンは、ラストの2個くらい。
 いかなくてもいいダンジョンもあり、このゲームのダンジョンの意味って…と首をひねる。もっと短めにして、前作みたいに全部回れ出もよかったと思うが。
 ラスボスに関して書くので以下ネタバレ

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俺屍2 レビュー

 まず結論から言うと、期待されすぎたガッカリゲー
 一言で言ってしまうなら、これ。
 できそのものはいい部分もあるし、悪い部分もある。
 良作ではないが、クソゲーでもないしダメゲーでもない。
 客観的な判断を下せば凡ゲーだろう。

 ファミ痛風の10点満点で言うなら6点〜7点当たり。
 ただし、15年も待った身として点をつけさせてもらうなら5点。

 まずは良い点から上げていこう。何しろ悪い点が多すぎるので長くなるからだ。
 悪口になると思うし悪意に満ちた文章にもなるので、そういうのが見たくない人は良い点だけ読んで、あとはそっ閉じで。
 俺屍2のためだけにブログ再始動したが、ここで終わるやもしれないので書き捨て御免の精神で書く。


良かった点
・音楽
 非常に素晴らしい、天外2を彷彿させるようなお茶らけた曲、熱狂の火の祭囃子、ボスのクサメロ。どれも素晴らしい。知り合いの子供を使った縁故採用なのに、非常に素晴らしい。まあ、リメイク時点で採用してたから実力がある程度分かっていたんだろうね。樹原さんの息子さんだったかな? 彼はオリジナルのデビュー作がひどいことになったけどめげずに良い曲を作ってほしい。頑張れ。

・UI回り
 非常に気を使って作っているだろうと思われる。移動中のショートカット、1発での満タンボタン。DQみたいなアホ満タンではなく効率よくまんべんなく技(MPだ)を使ってくれる。ただし、戦闘時のカメラ固定ができないのとアナログスティックの操作性の悪さは少し差し引きたい。がアナログに関してはこれはVitaが悪い気もする。
 また、ロードが非常に早いなど、昔から桝田さんが気を使ってる部分は残っている。自分でやって快適じゃない部分は直させたんだろうね。

・ボスに関してあれこれ
 今回、ボスは非常に多い。これに関しては良いところ。ボスの特徴もあっていろんな攻撃方法を持っていたりする。これもよいところ。
 ただし、一部異様に強いボスがいたり、進行度が進んで強化されると最初は雑魚だったのが異様な強さを発揮するボスとかが出てくる。
 清明の初見殺しもそうだが、お涼もひどく、難易度5段階目あたりで出てくると前作の氷の皇子の極悪版みたいになる。ちなみに、このボス、同難易度のボスでも3歩くらい突き抜けた強さで、彼女以外の同ランクボスや彼女よりも奥にいる上位のはずのボスをあっさり殺せる一族でも手も足も出ずに殺されるという極悪使用。低ランク神のくせに清水がないと詰む十六夜伏丸もかなりやばいが。
 まあ、これに関してはボスを倒す楽しみもあるので、一概にも悪い点とは言えない。前作も後半は初見殺しみたいな中ボスがゴロゴロいたしね。
 ただ、一個気になる点を言うと、ボスの奉納点が少なすぎる。正直ボス倒して稼ぐより、入り口で雑魚を倒して稼ぐほうが稼げるのだ。ボスが落とすアイテムも、ボスの強さではなく神としてのランクとして決まっているので低ランクの神だとドロップ品もゴミなのでうまみがない。ぶっちゃけ攻撃力が250の属性武器とかもってるころに、属性も福もない攻撃力100くらいの装備もらってどうしろと。前作は祈りの鈴を組み合わせたボスツアーで奉納点を稼げたのだが(まあ前作も雑魚狩りが最効率だったが)

 良かった点は以上。
 何? ゲームに関してほめて無い?
 まあ、基本部分は前作と同じだからね。前作の高評価部分はある程度引き継いでるよ。
 問題は、その高評価部分を全部台無しにしている今回の要素だ。

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