イース フェルガナの誓い その②

 ようやくバレンスタイン城まで話が進む。西に行ったのに東とか出るのは誤字か?
 まあ、上が北とは限らないが。
 やればやるほど良くできてるなあと感心する。
 旧作のイメージ残しつつ、現在のゲームとして十二分に通用するアクションゲームとして練り上げられている。特にバレンスタイン城からの雑魚と、それまでのボス。イルバーンズ遺跡の溶岩地帯のボスとエルダーム山脈の彫像のボスは特に良いできだと思う。普通に戦ったら最初どうやって倒すのかわかんないし。頭使って楽勝と言うのではなく、頭使ってようやく五分というバランスがすばらしい。
 何度も再戦できる代わりに強めに設定しているみたいだし。どうしても勝てない人は防具を強化したりレベルを1個上げればずいぶん楽になる。難しいけど救済措置は忘れてない精神がまた良い。
 まあ、ボス前でHP全快とセーブできるのだから、ボスが強くするのはごく自然なゲームデザイナーとしてのバランスだとは思う。もっとも、現在のゲームデザイナーでこのあたりのバランス感覚を持ってるメーカーなんてほとんど無いけど。
 良質のアクション、綺麗な画面、ストーリーの妙、全てにおいてハイレベルな作品といえる。ナピシュテムはストーリーが微妙だったが、こっちは元々良いシナリオをアレンジしてるのではずれが無いし。
 おすすめです。