コメント返事ついでにテイルズ

 アルフェイルさん、こちらでははじめまして。
 テイルズはあれだけのシリーズになっちゃってるので確かに人それぞれの感がかなり強くなってると思います。まあ、俺的にテイルズシリーズを評価してみます。ここは俺のプログなので俺の意見言い放題の方向で。他所さまで他人批判して害毒巻き散らかさないために自分のプログをチラシの裏として活用してるんだもんね。まあ、みどりんの掲示板で言いたいほうだいなのは、俺が彼に甘えているだけなんだろうけど。

 個人的には最初にして最後の傑作だと思ってる。あくまでテイルズとして。元々、格闘ゲームみたいな戦闘のRPG出ないかなと思ってて、その時期にPSやSSが発売された時期でもあった。だから、当時の次世代機で実現されるんじゃないかと思ってたら先にSFCの底力を見せつける形になったゲームだと思う。
 無論、昨今のシリーズに比べ戦闘は重たいし、ずいぶんと大味なのは事実。ストーリーは二転三転するけど、最初から目的が復讐と言う部分に絞られており話が右左にそれない。世界観もオーソドックスで掴みやすいと、他のシリーズには無い接近しやすさと言うものをかねそろえている。歌を入れたり戦闘が特殊だったりと冒険している分他はオーソドックスに纏めたと言う印象が強い。しかし、トライエースが好きなSF的な時間移動があったりと、後半は最初に見せてきたオーソドックスを崩していく形式になっている、ただし、あくまでファンタジーの領域の範囲内で。この時間移動の部分を突拍子も無い話とするか壮大な話だと考えるかは個人の思考だろう。俺は安っぽいシナリオだなと思っちゃった。なんせ、このゲームの前に壮大な時間旅行を本軸に置いたクロノトリガーと言う傑作が出てたから。二番煎じなのは否めない。ただ、このゲームのメインはあくまで特殊な戦闘にあるわけだから、ゲームとしての価値が下がるわけではない。
 結局、初めての新鮮さも相まってSFC後期の名作と言っても好い作品。ついでに言うならテイルズでこれを越えるのも無いと思ってる。ただし、ゲームの世界全体でみたら戦闘以外は特徴の無いゲームともいえる。ただ、同時期に出たFF5のシステム流用した劣化DQ6に比べれば意欲的なゲームと言えよう。

 PS最初のテイルズ。良くも悪くも後の作品の方向性を決定したゲーム。とにかくトライエースが抜けた穴を埋めるべく、ファンタジアとは一線を各そうといろいろ試行錯誤した形跡は見えるが。その結果が、キャラクター特化ゲーム。もっとも、ファンタジアだってその色はもっていた。今回はPT同士の会話を追加して更にその部分を強調したのだ。ただし、それ以外の部分はファンタジア以下。戦闘シーンは流石に動きがよくなったがファンタジアで受けた衝撃は感じない。ストーリーは劣悪。
 唯一特殊な設定のソーディアンもランスシリーズのカオスや日光のパクリとオリジナルの特色がまるで見出せない。元々、魔剣が意思を持っているという設定は昔からあるものだが、人間が変化したとか、その剣でしか倒せない生物がいるとかって言うのはチープと言えばチープだが、先に出たカオスや日光そのまんまである。あっちの方が悲壮感は上だが。そして魔剣のインパクトもカオスの方がはるかに上だが。
 それでも、話は単純だが、それなりに盛り上がるように作ってあり一種独特の世界観を作り上げたのだが…
 俺は嫌いな作品ですよ。

 PSテイルズ第二段。
 個人的な感想として可もなく不可もなくと言う作品。あるいみこなれてきたと言うべきだろうか。戦闘が非常にテンポよく、悪い意味で大味。使用しないのに無駄に増える仲間たちと前作の悪いところもよいところもひっくるめて引き継いでる。
 テイルズの中興を果たしたゲームだと思ってる。

 GCオンリーで発売と言いつつ、結局PS2でも出してしまったゲーム。ただし、PS2版はおまけ要素こそあるが見た目とロード時間がGC版以下。
 似たような自己犠牲話をFF10で見せられた後にやったゲームのため、序盤はよく似た話の展開に辟易する。ただし、後半部分はそれなりに面白い。FFもそうだが、テイルズも二つの世界と言うのが好きなようだ。
 ちなみに、ヒロイン守りながら話が進み、ヒロイン拉致られて助けに行く話第一弾。このあと第二段のリバース、第三段のレジェンディアと続く。こうやって見るとテイルズチームの話を作るセンスの無さがよくわかる。
 せっかくの3Dなのにあまり3Dっぽくないのが残念。ただ、3Dにこだわりすぎるとファンタジア作ったトライエーススターオーシャンシリーズとかぶると言う諸刃の剣を持ってるしなあ。
 ぼちぼちの出来だが、カプコン並みの二枚舌に辟易。まあ、GCだと売れなかったんだろうが。

 PS2のテイルズ。PS2のテイルズ第一弾がデスティニー2だったが、そっちはやってないので、PS2ではじめてやるテイルズ。
 実は意外と好感触。まあ話はあれだ。ヒロインさらわれて助けに行く話。おしまい。
 気に入ったのは戦闘。制限回数に関係なく技を出せる代わりに、連続して技を出すと威力が下がると言うのは面白いシステムだと思った。よりアクションと選択肢を深めた戦闘シーンに思える。ただし、欠点は今までのシリーズとちょっと違いすぎて戸惑いが長く続くことか。とにかく戦闘に慣れてしまえば楽しくなるゲーム。回復魔法が非常に使いにくく、ダメージを減らして戦うことが重要なゲームでもある。が元来、戦闘がアクションと言うことは防御も回避もプレイヤーにゆだねられているわけで、ダメージ受けないように戦うよう設計するのはごくあたりまえの話。そういう点でついにテイルズは戦闘をアクションにすると言う理想系に1歩近づいたのではないだろうか。
 レジェンディアでこの路線を捨ててしまったのは残念としか言いようが無い。

 途中で投げた。5500円で売れたぜ。なので評価はあまり出来ない。が、言うだけ言うなら。まず、どこかかから何か受信してるんじゃないかと思うキャラクターたちの言動が目に付く。確かにキャラクターは自分たちの状態を理解してるからこその会話だろうが、あまりにもプレイヤーを放置しっぱなし。第二に危機感が無い。まともに見える最初に出てくるおっさんも、妹さらわれて焦ってる主人公を他所に噴水で待ってろとか言い出す。主人公も反発してる割に大人しく待つ。お前妹心配してないだろ。
 そして、唐突に仲間になる盗賊親玉。
 戦闘シーンもしょぼい。このポリゴンPS?見た目しょぼい、ロード長い、戦闘つまんない、かといってちゃんちゃらおかしいがナムコが勝手に売りだと思ってるストーリーは小学生の書いたファンタジー小説のようだ。単純明快なストーリーと幼稚なストーリーはイコールじゃないんですよ。子供もやるから勧善懲悪にしてるつもりなら、もっとわかりやすくするべきだし、大人を視野に入れてるなら、もっと丁寧に話を作るべきでしょ。ぶっちゃけ、話はしょりすぎ。
 音楽だけは美妙によい。だからといってそれはゲームの評価に直接繋がらないわけで。
 そんなこと言ったらクロノクロスだって音楽だけは最高だったさ。 
 
 こんな感じかな。デスティニー2やなりきりダンジョンシリーズはプレイしてないので何ともいえないが。あとファンタジアのPS版もやってない。
 総じて俺のテイルズへの評価は低いです。ただし、ファンタジアと変革しようとしたリバースは別。こうやってみてると戦闘が楽しくないシリーズは評価低いな。
 全体的にキャラクターゲームの色が濃くなったとは思うね。リバースは何に萌えたらいいのか悩むので、キャラゲー路線からも脱却狙ったのかもしれないが。