あやかしびと PS2版 逢難編終了
あやかしびとの追加ルートである逢難編をクリア。
すず編みたいに他3人クリアしなきゃ出てこないってルートじゃなくてよかった。
しかし、このルートやばい。涙腺が壊れすぎる。2回くらい泣いた。
ネタバレありなので、続きを読むでかくしておこう。
恐らく、nak-tojoさんとかはクリアして無いと思われるし。
バトルがまるでないルートだったのは驚いた。いや、一応あることはあるけど、燃える戦闘って訳ではない。
どういえばいいかな。
あやかしびとビギンズって感じ?
あやかしびとという人でもなく妖でもないダークヒーローが誕生するまでのお話というべきか。まあ、もう1個のエンドはid:flyfreeさんのとこで言われてるように、うしおととらのオマージュなわけだが。
すみません、ファンディスクとかでいいから、双七と逢難コンビと残り6尾との戦いを描いて欲しいなあ。ラスボスは何本か尾が足りないけど尾を喰らった九鬼先生で。
ドミニオン連中は完全にぶっちした展開は英断かと。正直、トーニャルートもドミニオンを省いていれば締めがもっと引き締まっていて神ルートになれたのに。いや、それでも生身のまま九鬼越えを果たす展開には燃えなのだが、やはりどうしても蛇足って感じが抜け切れないからなあ。
あやかしびとになるルートは、ダークヒーローが誕生するまでの物語で、もう一つのルートはうしおととらのオマージュ。ただし、ここでポイントなのはとらのポジションが九尾であるということ。いや、まあ本体じゃなくて1本の尾だが。
そもそも、同じ九尾という題材、日常を守る戦いと、元々うしおととらとかぶる部分が多く、シナリオライター本人も言っていたと思うが、どうしてもうしおととらを意識せずにはいられない作品なわけで、むしろ、こういった形のオマージュはうまいなあと思った。
逢難は典型的なツンデレなんだが、自分でテンプレートみたいな反応とか突込みがイカス。特にとらオマージュエンドの場合、輪廻した逢難と愁厳(仮)の邂逅の時が。
このルートだけで買った価値があったなあ。
あと、刀子ルートからの派生ルートなんだが、ちゃんと双七が刀子を愛し続けたのはポイント高し。やっぱ、双七はそうでなくちゃねえ。
分岐少なくてゲームとしてはどうかとしても、シナリオだけで9点くらいあげたくなる作品だよなあ。いや個人的には10点だ。少なくとも4点はありえなさ杉*1
どことなく、完全なハッピーエンドじゃないってのもらしいかなという気がした。完全なハッピーエンドルートって薫さんルートくらいしか思い浮かばないんだが。
さて、次はトーニャルートでも行くかな。すずルートもさっさと行きたいし。というか、エンディングの一つで人間を取り戻した九鬼先生と双七の最期の別れのシーンが忘れられん。あのシーンもまた泣くんだよなあ。
これだけ見ると泣きゲーのように思うかもしれないけど、でも泣きゲーではないよ?
ああ、1個だけ残念な点があるとするならば、九鬼先生がまったく出てこなかったことか。刀子派生ルートだから出てくるものだと思ってたよ。元々刀子ルートは九鬼が唯一味方になってくれるルートなのに。またしても師弟の共闘が見られなかったなあ・・・。
妄想ネタはまとまった時に。
*1:根に持ちすぎ