評価の難しさ

 ゲームに限った話じゃないが、初めて触れた時は散々けなしたくせに、あとから触れてみると思った以上に楽しめたり評価が180度変わったりするものがある。面白かったものが後からやるとダメだったってのは少ないが。
 世間的に最近良く見るのはFF12の再評価だろう。まあ、FF13の出来がアレ過ぎたから、FF12に比べたら〜って意見が多そうだが。
 まあ、俺に限ってはこれは当てはまらないけど。正直、FF12は俺の中ではFF屈指の良作だとおもってるからだ。FC時代のゲームと今のゲームを同列に並べて語るのは基本的にナンセンスなんだが、それでも、過去名作と言われる3や5あたりと比べてもFF12は劣っている部分が無いと思っている。
 空気王の名をほしいままにしているヴァンだが、バルフレアとの関係を空賊としての師弟関係だと思ってみれば、意外に空気ではなくしっくりくるのだ。まあ、そもそもFF12のストーリーそのものがおまけで、本編は育成とモブ退治と世界探索なわけだが。
 FF12FF7以降のFFファンにとっては非常にとっつきにくいゲームだったんじゃないかなあと俺は思っているわけで。
 
 俺個人として、後から評価が変わったゲームをあげるとすると、
 ベルウィックサーガ真・女神転生3あたりが候補に当たるか。逆に最初良かったのに終盤いまいちだったのが、真・女神転生ストレンジジャーニー*1だったりするわけだが。
 今でこそ真シリーズの最高傑作だとおもってる真3だが、発売当時の俺の評価は低かった。これは結局は、真1・2の続編としての3を期待してたら裏切られた感があったからだろうと思っている。独立した単作と思い直してプレイしたら、これが面白い面白い。クロニクルでさらに面白くなったという。是非ハードモードでやることをお勧めするゲーム。この殺意、この狂気こそ悪魔の世界だと実感できる。そして、それを蹴散らせるほどの強さを身に付ける人修羅に酔える。敵が強くなければ自分が強くなっても意味がない。
 ベルウィックに関しては以前もいったが、やはり、ティアリングやファイアーエムブレムのイメージでゲームをしたからだろう。そこを切り離してやればかなりの良作だったわけで。まあ、シナリオはいまいちだったが。それはティアリングサーガも一緒だし。

 なので、最初詰まんないと思ってもあとでやってみれば評価が変わることもあるわけで。
 でも、変わらないのも当然あるわけで。まだ2ヶ月だけどアルトネリコ3がそう。さっき電源入れてやってみたらやっぱクソゲー臭が抜けない。あと何年寝かせたら評価変わるかな・・・。多分変わらないだろうな。

*1:駄作とかそういう評価ではない