DARKSIDERS〜審判の時〜

 おそらく洋ゲー
 おそらくというのはコナミが販売していることと、やってみればわかるが、あまり洋ゲーっぽくないこと。主人公がマッチョな部分とかは洋ゲーテイストだが、剣のモーションやらアクションはどちらかというと日本のゲーム。ぶっちゃけて言えばデビルメイクライに近い。カメラアングルが自由な分、こっちのほうが操作はしやすいが。
 キャラクターデザインが、アメコミの人だと思われる。アメコミ詳しくないから誰とかはいえないが。
 ただ、序盤で語られる世界観が洋ゲーっぽくない気もする。天使と悪魔が争っているものの、どちらかが突出することを恐れて、評議会なるものを第三機関として組織して調和を図っているって発想が洋ゲーっぽくない。この設定がアメリカで認められるなら、女神転生2やら真メガテン1や2がそのままアメリカで販売できると思うんだが。
 偏見かもしれないが、洋ゲーとしての小難しさは感じない。どちらかというとさっきも言ったがデビルメイクライに似た爽快感のあるアクションゲーム。デビルメイクライカプコンの矜持が序盤から結構難しいのに対して、こっちは序盤からさくさくいける。HPの回復もそんなに難しくない。感覚的にはGod of Warシリーズに似ていると思う。そういや今月GoW3出るんだよな。でも1もまだクリアしてないから後回しでいいや。というか多分買わない。北斗無双もスルーだしなあ。
 現在のところ拍子抜けするくらいいい手ごたえ。
 元々、買うか買わないかは悩んでいたゲーム。店頭デモを見て購入を決めたんだが、詰まんなかったら即売ろうと思ってた。でもまあ、ほどほどに面白い。正直言えば、多分、GoW3もこれも北斗無双もそんなに変わんない気がする。ここのところ、日本、海外問わず、似たり寄ったりのゲームばかりだし。だからこそ日本人にしか通用しないJRPGやらFEみたいなシミュレーションRPGは貴重なんだがなあ。
 しかし、デビルメイクライに似てるゲームだよな後は思う。あっちより画面が圧倒的に見やすいのは良い点なんだけどね。ただ、アクションはあっちのほうが上か。いまのところボタン連打が基本だし。カプコンは元々アクションで名を売ったメーカーだからその点はやはり特殊な操作をある程度要求してくるよねえ。そういったのを嫌う層がいたからこそ無双シリーズが受けたんだろうが。
 一つだけ言うと、このゲーム、このゲームならではという独創的なものが今のところ何一つない。どれも、どこかで見たことある要素で構成されている。だからといって詰まんないとかそういうわけではないが。オリジナリティにはかけるが、よくある3Dアクションゲームとしてはどれも及第点以上のものは持っていると思われる。