スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター 最終回

 見事にまとめきったよ。
 残り1話でどうするんだろうと思ったら、ラスボスの説明+各主人公たちの見せ場、エピローグまできっちりやって見せた。
 しかも、前回までの無理やりまとめました感は薄く、各人の見せ場部分はさすがに必殺技一撃あぼんの連続だったが、ラストバトルに関してはきっちりラスボスらしい強さを見せてくれた。原作にはない異世界のアインスケVSキョウスケ&アクセルという燃えるシチュエーションもよかった。
 よくあるパターンでアクセルが味方になったわけでもないのがまたよかったなあ。
 逆に、アクセルVSキョウスケの決着は無しになってしまったが。
 しかし、唯一、やくにたってないエクセレンの立場っていったい…。
 
 最終回の見所はたくさんあるんだが、まず、OG外伝あるかもと思わせる連中がちょっとだけ登場。もっともトウマにいたってはOG外伝で顔出ししたものの話にほとんど絡まないし。OG3とっとと出せよ。コンパチブルカイザーにクライウルブスの連中も序盤に登場。
 だが、最限度がほぼ100%に近い、刃馬一体をやるとか思わなかった。ゼンガーはスタッフに愛されすぎている。あと一撃というつぶやきに「俺を呼んだか」で登場する親分はかっこよすぎる。
 あとはなぜかクロスマッシャーぶっ放すときに素っ裸になるリューネ。最終回だしおもいっきりサービスカットしたのだろう。存在感が異様に薄かったヒリュウ改チームにも一応見せ場あったよ。キャラクターが多すぎるからどうしても目立たない連中がいるのは仕方ないんだがな。話のベースが、地上ルート中心だったため、ヒリュウ改の連中は割を食いすぎているよな。ATXチームも前作ではほぼヒリュウ改スタッフだったが、今作はそういうわけでもないし。
 もしやってたらファンからブーイング食らってたかもしれないが、ヒリュウ改連中は今回はずしてても物語の上ではまるで問題なかったかもしれない。そうすればもう少しキャラクターの掘り下げができたんだろうが。

 ブルーレイやDVDは発売がずいぶんと先。6月らしい。アニメは放送しながらどんどんDVD出すパターンが多いと思うのだが、おそらくOGは修正して出すんだろうなと。というのもロボットの戦闘の作画はすばらしいものがあったが、そのしわ寄せか人物の顔とか手抜きが多かったのも事実。ロボットアニメなんだから限られた時間でロボットの作画上げることにパワーを集中したのだろう。これは限られた時間と人手と予算を思えば正しいと思う。でもまあ保存されてしまうブルーレイではそのあたり修正してくるんだろうな。個人的には一部尺が足りなかった部分も追加してほしいものだが。やはりサブタイトルがインスペクターなのにインスペクターがかませ以外の何者でもないのがなあ。

 なんだかんだと半年間楽しめたアニメでした。