機動戦士Zガンダム

 Zガンダム見てきました。
 感想言うと、新規アニメ+旧アニメの再編集版。富野監督お得意の手段・・・。なんだけど、旧アニメと新規カットの絵柄が違いすぎる。宇宙や遠目の風景なんかはいいんだけど、人物はちょっとなあ。
 ガンダム強奪からアムロ合流まで。
 ストーリーそのものは順序こそ違えほぼ同じ。最終的には昔ほど重苦しい話にしたくないと富野監督は言っているのだが、今のところ変わった所がないんだけど。
 とりあえず、ロザミアがえらい美人に。逆に整形手術に失敗したのはエマさんか。不細工じゃないけど。
 昔から言われてるけど、カミーユの妹として潜入するという作戦には穴がありすぎる。どうみたってこのロザミアがカミーユの妹には見えない。カミーユが弟ならわかるが。まあZガンダム3でどうするか楽しみ。あからさまに話数の都合でサイコガンダムMk-2もろとも秒殺ってのは何とかするのかな?
 ライラの死亡時期が変わったせいか、大気圏突入のときのライラのガルバルディのカットはほとんど新規。まあ、バリュートパックつけてるしな。ガンダムMk-2より新規多いくらい。
 後半のギャプランからアッシマーあたりまではクライマックスだけ合ってほとんど新規カットで構成されていた。全編これで良いんじゃないのか?
 アッシマーの耐久力にびっくり、散弾くらってもカメラ壊れないし。
 再編集の神様富野が監修だけあって、ちょっと舌足らずだが、うまい具合に話をつないでいる。エマ説得に使われる30バンチの挿入の仕方は見事だった。
 Zの主人公はシャア。間違ってもカミーユではない。
 そのシャアなのだが、Zではライラに勝てない、カクリコンおとせない、挙句にジェリドにすら勝てないと情けない腕前だったのだが、今回、そのあたりの話が丸ごとカットされているため、えらい大活躍してる印章。正しく言うなら再編集で失態部分まるごとカットされた感じ。
 逆にいいところも結構あったはずのジェリド。いいところは丸ごとカットされて、けれど、ライラ死亡、カクリコン死亡、蹴られる殴られると、彼の不幸値は時間短縮によってより密度が増している。
 ついでに言うなら、ライラ戦死からカクリコン戦死まで間開いてるのだが、今回まとめて大気圏突入時に死んじゃうのでより不幸度が増しているように思える。
 けっこういいまとめかたしてるな後は思った。昔との違いを思い出すのに必死だったけど。
 あと、新規カットで何気なくジム・クウェルだっけ、0083で追加設定されたジムらしきカットがあった。後付設定もきっちり補完してるんだなあと感心した。バーザムも是非、センチネル版で出してくれ。
 さて、続きは10月。
 今回の見る限りあんまり話変えてないように思えるんだろうけど。
 フォウとのキスシーンは新規カットにして欲しかったなあ。予告では旧作のままだった。