戦国BASARA
カプコン版戦国無双。
一行で解説が終わってしまった。
えっと、とりあえず、やばいくらい無双。操作感覚とかはほとんど一緒。ゲージとかもほぼ同じ。パクリとかの次元越えてるよこれ。
ただし、つまんないなんて事はない。むしろ本家より面白いとすらいえる。どっちかって言うと三国無双シリーズに近い雰囲気だ。
潔いパクリっぷりが良い方向に出た結果だろう。正直、ドラッグオンドラグーンなんかはあからさまに、無双の二番煎じ狙ったゲームだが、中途半端に路線変更＋操作改悪したために、亜流というのもおこがましい出来になってしまった。困ったことに2になっても改善しなかったのはスクエニが自分たちの勘違いに気づいていない証拠。
このゲームは、無双の系譜に組み込んじゃってもいいくらいの出来。その上で無双より突き抜けてる部分があるのならそれでいいじゃないかと。ただし、このキャラクターはオタ狙いすぎる*1ので100万本売れるとは思うな。
見所は無双シリーズ以上にぶち壊れたキャラクターだろう。
もっとも、戦国無双は三国無双に比べてさほどキャラを壊してなかった。いや、確かに変だけどまだあれは許容範囲だべ。三国無双の孔明やホウ統や魏延とか張ゴウとかに比べれば。
まず、伊達正宗。見た目は結構普通だが、どこぞの三刀流を超える六刀流。しかも声優同じ。ただし、いきなり英語喋りだしたり、率いる軍隊がなんか暴走族。いきなり「アーユーレディ？ガイズ」「イエエエエエエエエ」みたいな会話が出てくるし。正宗は確かに世界に目を向けていた部分はある。三億歩譲って超国際派と言うことでいいだろう。でも派遣したのってスペインかポルトガルじゃなかったか*2？少なくとも英語圏じゃなかんべよ。
幸村と信玄もおかしい。プラトニックなホモ。お互い殴り合って、名前を絶叫して呼び合う。えっと、熱い師弟関係を表現したいのだろうが、どう見たってプラトニックなホモ。
ザビエルがバズーカ砲で攻撃してきたり、謙信がバラの花背負ってたり、本多忠勝はロボットだったりと、どこから突っ込むべきかわからない。
とりあえず、濃姫でプレイ。武器は拳銃だから。しかも二丁拳銃。
そんでさっくりクリア。難易度ふつうだったがさほど苦労しなかった。で、謙信でプレイしてみる。こっちはえらい苦労した。
とりあえず、比較すると、火縄銃しかない時代に、無限に玉撃てる連射できる拳銃は鬼過ぎるだろう。その上ガトリングガンで射程外からぶっぱなしまくり。スーパーアーマー搭載の雑魚が結構いるんだが、そういうのもひっくるめて撃ち殺す。攻撃力とか低いけど、そんなの関係ないくらい強い。謙信は初期状態では最強の攻撃力を持つキャラだが、濃姫に比べるとかなり苦戦した。性能は悪くないんだけどなあ。というか、濃姫だけが特殊だ。
デビルメイクライの拳銃モードで三国無双するようなものだというのが一番近いか。ただし、拳銃の威力はそこそこある。
謙信では苦戦した肉弾雑魚も撃ち殺し、途中まで無敵の忠勝ははめ殺せる。とにかく、一人だけゲームが違う。射程外からひたすら乱射。戦国無双の孫一も見習って欲しい。っていうか火縄銃で殴るな。
攻撃に関してはとにかく大盤振る舞いだ。
戦国無双の長所は、武将の育成で、欠点は爽快感のなさ。その逆にバサラの長所は爽快感。それ以外の部分は無双シリーズとほぼ同じ。まあ、固有技が複数使えると言うのは面白いが、どのタイミングでチャージ攻撃出すかと言う無双シリーズの方が洗練されてる気がする。
で、真・三国無双４の後発で出したのがちょっとまずいかも。
とにかく、描画が弱い。一応それなりの数は表示できる。戦国無双や真３よりは多いくらいに。ただし、そいつらがいる状態で、増援出た場合、しばらく増援が表示されずに、そこにいるの倒した瞬間次が沸いてくる。
真・三國無双４が敵が表示されすぎてはめ殺されるくらいにやばいのに大してやはりしょぼく感じる。やはり、真で4作、戦国含めて5作、猛将伝やエンパイアを含めれば10作ほど出し、技術を溜めてきた成果なんだろうな。
やはり、マシンパワーに頼ったゲームは技術の蓄積が足りない、または技術力がないメーカーにはアイデアあってもそのとおりに作れないジレンマが付きまとう証明でもある作品。似たようなゲーム作った場合、大手の作った先人に適わないからなあ。
この先、マシンパワーがあがると共に、ゲームが衰退していくであろうという俺の予想はますます強くなっていくのであった。
