星野

 とりあえず阪神からの次期SD要請を保留したと報道されてた。なんとなくマスコミの包囲網的なあおりがあるのでまるっきり本当かどうかもわからないが、逆にありえる話でもある。
 本当に10億もらえるなら心動くのが人間ってものだろう。
 金につられた、巨人と言うブランドにつられた、と謗りは受けるだろうが、それを補って有り余るメリットもありそう。結局、星野監督が巨人を優勝させれば外野はだまるし、失敗すれば叩かれる。それだけの話だ。
 阪神ファンの俺として、星野が巨人に行くことをどう思うかと問われると、行きたいなら行けばいいと言う程度の認識である。結局、星野も外様監督だったと言うことだ。
 星野監督はどちらかというと優勝請負人として阪神にきたと思っている。野村監督は育成請負人と言うところか。
 だから、優勝請負人として巨人に行きたければ行けばいいのだ。星野に何の幻想を押し付けて、金で靡くわけがないと思ってるのやら。彼も人間、普段は義侠心あふれる発言していたとしても誰だって金は欲しいだろう。金が要らないなんて人間はビル・ゲイツくらいなものだ。信頼は金で変えないといわれる。多分そうだ。けど、今回の場合、最初は金に靡いたと謗られようが、結果を出せばすべて誉め言葉に代わる。スポーツ界らしくていいではないか。結果が大切なのである。もっとも、星野巨人監督が誕生しようとも今の巨人の再生は難しい気がするなあ。
 最初はマスコミが騒いでいるだけだったが、具体的な金銭が出てきてからは星野もその気になっているような気がする。やはり来年は星野巨人が誕生するんだろうなあ。すると資金に物を言わせた補強とリストラの嵐が吹きそうだ。
 でもさ、監督に10億払うならその金でピッチャーと守備力増強に当てた方がいいんじゃない?