M6

 ようやくマジックが減る。中日との最終戦を完封で勝利。前二日の連敗があるが、ここで3タテされるとずるずると負けが込む可能性もあっただけに昨日の勝ち星は大きい。
 で、今年年間146試合もするんだな。142試合だと思ってたどういう計算してたんだ俺?
 同リーグ内で1チーム22戦の計110試合+交流戦36試合で合計146。実は昨日まで全日程が142だとおもってたから、M6つっても、ほとんど全部勝たなきゃ自力優勝ないやんとか思ってた。146だとほぼ5割で良いから急に肩の力が抜けた。中日が全焼して5割と言うnaki-tojoさんの言った意味がようやく理解できた。
 そうなると、欲が出てきて、最短優勝じゃなくてもいいなと思えてきた。やはり29日あたりの甲子園での巨人戦か。巨人の前で胴上げできる快感+しかも甲子園というのがポイントだな。いや、俺って性格悪いな。
 しかし、俺の予想では巨人は後2年は低迷しそうな予感がするのだが。1993年以降、長島の欲しい欲しい病の後遺症が今出てきているんだと思う。ようは、チームを支えれるような生え抜きベテランもいなければ、将来有望株の若手の育成も出来てない。もはや、FAによる補強以外に術が無い状態。
 ここは二軍監督やコーチ経験のある育成実績を持った監督が就任して2年くらい順位は下でも選手を育てることが必要だと思う。
 阪神だって、ここ数年の強さは、野村時代の育成による下積みの成果も多分にあるんだし。無論野村とは仲が悪かったみたいだが、当時の2軍監督していた岡田監督の実績もあるし
 阪神にだって不安要素が無いわけではない。まず、今年活躍したベテランの年齢。金本、矢野、下柳、桧山と、今年を語るに外せない選手たちは軒並み36歳以上。実は巨人のレギュラーも大半が30を超えている。阪神の場合、補強戦術と育成戦術を平行して行ったから、まあこれをしたのは星野さんだが、実は、この4人が抜けても後釜に成る選手が育ちつつある。特に金本、桧山の穴を埋める選手は必ず出てくるだろう。まあ、金本の実績が化物じみてるから、彼の完全な穴埋めってのは不可能なんだろうけど。戦力は低下するが、必ずしも弱体するわけではない。内外野共に選手そうが熱い。これは若手がきちんと育っているからだ。巨人はこうはいかない。実際、今年の後半、ベテラン外して若手でチーム組んだが、成績は向上していない。まあ、育成がてらなので成績が上がるわけが無いのだが。
 やはり、巨人再建には時間がかかるのではないかと思う。あと、しばらくは中日阪神の2強時代が続くような気もする。実際に、阪神が優勝した一昨年から、阪神と中日は好調を維持している。中日は今年のけが人が帰ってくるので来年も強いだろう。今思えば阪神が優勝した年も中日は強かった。なんとなく、オセロのように中日、阪神と優勝が続きそうな予感がするのである。