レジェンドオブゾロ 続き

 虎が紹介してくれた映画評を見てきた。
 まあ、いちいちもっともな話だと思う。ただ、ゾロとトルネードのやり取りとかそこそこに笑える部分有りの個人的には満足したアクションシーンなど結構見入っていたので、剣で一人も倒していないと言う部分は言われるまで気が付かなかった。そういやそういう気もする。動けなくなったところにニトログリセリンが振ってきて死亡とか、ラスボスの死に様とかエグイのあるのにね。
 まあ、この映画評に反発したい部分としたら、観客の予想内に納まると言う部分かな。どんな映画でもどんでん返しが必要だとは俺は思わない。むしろ、ヒーロー映画なのだから、ヒーローが一度負ける、落ちぶれるなどして、立ち直って大逆転というのが正しい筋だろう。この手のヒーロー物のよさの一つが予想を裏切らない結末というのもあるのではないだろうか。ヒーローの日常とヒーローとしてのギャップに関してはスパイダーマン2の方が良く描けてたのでこちらは数段劣るような気がするけど。
 安定して見れる面白さと言うのが平凡と言うレッテルを貼られるのだろうけど、まあ見て、外れたと思う人も少ないと思う。
 ただし、それはマスクオブゾロが無い場合の話。
 やはり、前作が珠玉の出来だったために、前作より点が低くならざるをえない。前作の魅力の6割くらいしか持ち込めていないのが欠点だろう。先代ゾロがいないのがその原因かもしれない。
 冒険活劇や、頭空っぽにして見る映画としては及第点は満たしてると思う。ヒーロー映画にそれ以上の何を求めるのだね。
 ただし、ヒーロー物にしてはカタルシスが薄いと言う点は確かにそうだろう。ヒーローの落ちぶれ具合が足りないんだよな。前作は一番下からひたすら這い上がる内容だったからそんなこと気にしなくて良かったんだろうけど。主人公のおとしっぷりが足りないと思った。
 ちなみに、この文章、虎の紹介した文章読んでないと意味不明すぎるかも。先に呼んでおくのが吉。え、なに? そんなことは一番最初に書けだって? だって、書いた後に気が付いたんだもん。