機神咆吼デモンベイン 漫画版3巻

 もはや惰性で買っている漫画版デモンベイン。絵は結構好きなんだけどなあ。
 いつものとおり、はしょりすぎのわかりにくい漫画なのだろうと思って読んだら、あれ、これ普通に面白いぞ?
 2巻の最後の方から原作ベースにかなりオリジナルに走り始めた漫画版。3巻は、クトゥルー召喚後の覇道地下施設襲撃の話がベースなんだけど、展開が相当オリジナル。
 カリグラがハンティングホラーで轢かれて死んだり、敵に回収されたデモンベインを動かすのがティベリウスではなくクラウディウスだったり。
 おかげで、カリグラもクラウディウスも自分の鬼械神に乗って死ねない。サンダルフォンがなんか仲間になったりと、ライカルートの話もかなり混じっている。まあ、アル消滅の流れからするとやはりアルルートがベースなんだろうが。妙にライカさんと九郎がラブラブだったりもする。
 復活したアルと九郎がキスしようとするのを邪魔する姫さんに萌えた。
 唯一ティトゥスだけはウィン様ラブ。こいつだけは絶対ぶれない奴だ。
 この人の絵、元の絵を更にぷにぷにさせたかわいらしい絵なのだが、今回は妙に残酷絵が多い。真っ二つにされまくる一般人とか、クラウディウスの死ぬ直前とか。ギャップってのはいいねえ。
 このペースで行くと5巻あたりで完結かな。機神胎動と機神飛翔デモンベインもやってくれるといいのだが。しかし、3巻になって俄然面白くなってきたなあ。そういや、ウェストがらみ意外見るところの無い小説版デモンベインも3巻あたりはそれなりに面白かったしな。今思うと、小説版は全部古橋氏に任せたほうがよかったと思うのだが。古橋デモンベインの2巻がもうすぐ出るぜ。
 6月30日には桝田さんの小説デビュー作葦切り夜鳥子も出るし、ちょっと読書にいそしむとしますか。といっても2冊だけどなあ。復刻版、エルリックサーガでも買うか?。今一番興味あるのは、ぺガーナの神々だけど。