機神咆吼デモンベイン 第9話

 暴君あたりから、かなりマシになりつつある印象がある。戦闘シーン意外は。
 というのも、元々終盤に元々原作終盤に話を裂くために、序盤をどうしようもないほど削りに削っているのだから、このあたりの話がクソすぎたら目も当てられないわけで。
 そういう意味では我慢してみてよかったというより、予定通りというか。
 とはいえ、決して満足いく出来ではないんだけれども、2話3話6話あたりのひどい絵や展開と比較すれば格段にマシなわけで・・・。
 世間では、MUSASHIあたりや、その他数作品、ヤシガニの名を継ぐにふさわしいアニメのおかげでさほど叩かれてないが(とはいえ叩かれてるが)あれらがなければぶっちぎりここ数年最低のアニメの烙印を押される可能性すらあったわけで・・・。
 今回の話は元々原作でもアンチクロスの襲撃で3つの場面に分かれて同時進行的にバトルが繰り広げられる話だったので、そのとおりに司令室と九郎まわりと二つに分断された話が展開する。メタトロン微塵もないほどカットされてるので、本来攻めてきたティベリウスはお休みになった。元々レムリアインパクトをうとうとしたけど、ウィンとティトゥスが戦闘になって司令室と連絡が取れないというのが原作の話で、この話もそれに習っている。そのあたりは戦闘のしょぼさやカット振りはともかくかなり原作に忠実。もっとも絶望感が微塵もないのはどうしようもないが。絶望感を一人で大演出するティベリウスがお休みだしね。で、ウィンが原作どおりに負けるんだけどそのあと瑠璃が立ち直ってレムリアインパクトを撃ってクラウディウス撃退と。原作ではクラウディウスに手も足も出ず、暴君の介入で何とかなっちゃうんだけどなあ。まあ、原作ではこの時点で暴君がアンチクロスに帰還してなかったしね。アニメじゃもうCの巫女として中枢に収まっちゃってるし。なので、原作ではありえなかった死に方をするクラウディウス。個人的にはレムリアインパクトが当たらずまけるのかと思ったんだけどなあ。もしくはティベの乱入でレムリアインパクトが撃てないとか。普通に撃って倒しちゃうとは思わなかった。
 はしょっているがかなり原作に忠実なのは丸。まあ、前回、今回とマシな出来だとは思う。来週はアル復活か。そこで残り2話。で、ルルイエ頂上決戦と最終決戦やるの?
 とても終わりそうにないんだが・・・。
 意外と、九郎敗北エンドで終わりそうな予感がしてきた。だったら、アニメで機神胎動もやってくれたまえ。
 そういや、もうすぐ軍神襲来が出るな。楽しみだなあ。