地獄先生ぬ〜べ〜

 26巻まで読んだ。21巻が抜けてるが、基本的に1話完結方式なので後で読めばいいか。
 つうか、この漫画、めちゃくちゃ面白いな。燃える展開あり、教訓的な話あり、友情あり、恋愛劇あり、うんちくあり、エロあり、ギャグあり、下品ギャグありと、ありとあらゆる展開が許容できる。しかも、ほぼ1話完結で話が進んでいくのがすごい。たまに前後編、26巻で例外的に6話連続ってのもあったし、最終回あたりもそうかもしれないが、それでも話のほとんどが短編というのがすごい。今のジャンプの人気漫画のほとんどが無駄に話が長いことを考えれば、この話の爪の垢をせんじて飲ませてやりたい。まあ、取り上げてるモチーフが違うから、1話完結形式は無理なのはわかってるが、それでワンピースやナルトは話を引っ張りすぎだ。
 ここまで1話完結を徹底されると、ブラックジャックを思い出しちゃうなあ。あと、子供だけでなく大人も楽しめる漫画になっているのもポイント。基本は王道だが誰もが楽しめる漫画と言っていいね。稲生物怪録の話題なんて、妖怪扱ってたら当然出てくる話なんだが、そりゃ、大学生くらいでもしらんわな、普通は。でも今の俺は知ってるわけで、なんかそういう薀蓄部分でも大いに楽しめる。
 全巻についているわけじゃないが、話の間のおまけに妖怪の解説があるんだが、これがなかなか面白いのもポイントか。
 俺は何でこれを昔、もっと読んでなかったんだろうね。すごい傑作じゃないか。もったいないことしてたなあ。今やってるジャンプのどの漫画より面白いぞ。