ペルソナ3
ようやくクリアした。なんとかフェスには間に合ったな。
良く出来たゲームだとは思う。ただ売りの日常パートが面白さを加えてる半面、その日常パートがうっとおしくなることも。何しろ、ほぼ飛ばすことなく1年近くを高校生活を追っていくことになるからだ。その分、放課後に何かする、夜に何かする、深夜に勉強するのほぼ繰り返し、言うまでもなく飽きが来る。
だが、メインとなるダンジョン攻略も、その日常の飽きを吹っ飛ばすものかというと、そうでもなく、ランダムダンジョンがただ延々と続くだけだ。
ダンジョンの魅力の一つに、固定ダンジョンを埋めつつ謎解きをすると言うものがある。ウィザードリィ外伝1や2の3フロアぶち抜きのダンジョンは非常にやり応えがあった。昨今は、何度でも繰り返し出来るという触れ込みのランダムダンジョンがもてはやされているが、このシステムは製作側が仕込めるものが少なく、単調になりがちという欠点を忘れてはいけない。
この辺、ランダムダンジョンで繰り返しもぐれれば面白くなるだろうと勘違いしたゲームが、ウィザードリィエクスである。あのゲームは、学園萌えRPGにウィズを貶めたことが罪ではなく、決まったダンジョンをランダムで表示すればファンが面白いと思うだろうと勘違いしたことにある。ダンジョン探索方式のRPGを舐めているとしか思えない。結局のところ、ランダムダンジョンはローグ形式のゲーム意外ではつまらなくする要因ではないだろうかと最近思っている。
しかし、今まであるものを組み合わせた上で非常に冒険したゲームでもあり、従来のファンを切り捨ててるわけでもなく*1だからといって保身に走っているわけでもなく、その巧みさを誉めたい。
よい点も欠点もはっきりしている作品ではあるが、ここ数年のRPGでは非常に意欲的だとおもう。
まあ、コミュ作成時に生まれた人間関係が本編でまるで反映されないのが最大の難点だろう。
誰と恋人になってもヒロインはアイギスになっちゃうってのは・・・。いや、アイギスかわいいけどね。
ただ、会長こと桐条美鶴のかわいさは反則である。
そんじょそこらにあるギャルゲーでも比肩しうるものはすくない。
とくに、告白シーンは何故ボイスがついていないのかと・・・。
それだけに、それらの関係がほとんど本編で関係しないのがどうもなあ。そのあたりは何とかして欲しかったものだ。エンディングの歌と、雰囲気から、主人公が死んじゃったんじゃないかと思っちゃったんだが、そのへんどうなんだろう。
ラスボスの曲は必聴である。なにしろベルベッドルーム・・・しかし、かっこいい。
*1:ペルソナの最新作だがどちらかというと真3の最終系というほうが近い