武装錬金 最終回

 終に最終回。
 ヴィクターとカズキが1ヶ月戦い続けてたというのはちょっと驚いた。原作ではヴィクターに眠らされてたんだが。
 最終回の見所は二つ。
 カズキVSパピヨン斗貴子とカズキの宇宙での抱擁シーン。
 前者は、主題歌に合わせてバトルと言う演出になっていた。原作の水墨画のようなそれでいて迫力のあるカット割だけの演出は非常にすきなのだがあれは漫画だけしか出来ない表現方法だから変更されるのは仕方ないだろう。実際、パピヨンとの最初の戦いでも原作は同様の表現だったのだがアニメではあっさり風味にされてたし。とはいえバトルに突入するのも唐突だし内容も瞬時に決着が付くためやっぱりあっさり風味。原作自体がまあこの辺の駆け足過ぎる*1展開なのでアニメが悪いとは言わないが。ただ、25話で引っ張ってた分、26話にしわ寄せが来てるようなきがするんだよな。
 後者のカズキと斗貴子の再開シーンは原作よりパワーアップ。和月先生が描けなかった素っ裸で抱き合うというシーンにパワーアップしてた*2
 このシーンは文句なしに良い出来だった。まあF91のラストを髣髴させるシーンでもあるが。FF8のリノアを見殺しにもとい、助けるシーンもF91っぽかったしなあ。まあ、あのラストはガンダム史上まれにみる名シーンだったし。
 さて、半年ほとんど見てきたが、総評すると、よく出来たアニメだったなと。作画が崩れることもほとんど無かったし。ただ、前半にスパンを割きすぎて後半駆け足気味になったのが残念か。ただ、アニメオリジナルの改変もそれほど原作を無視した無理のあるものではなく、むしろ原作での隙間をうまく埋める形になってたのは良い点だと思う。
 いやあ、楽しい半年だった。これで水曜日は早く寝れるようになる。せめてあと30分早く放送してくれていれば…。

*1:詰め込みすぎとも言う

*2:和月先生もホントは裸で抱き合うようにしたかったらしいが画力の問題で断念したとか…