ダイハード4.0

 見たのは土曜日だったりするけど、ネタがないので持ち越してみたり。
 結論から言うと面白かった。1の時のパワーが感じられる。1を意識したような展開もあちこちにあるし。3と違って爽快感のある展開でもある。同時にばかばかしい作品でもあるが。話のスケールがでかく非常にバカバカしい展開があちこちに。犯人が大掛かりでお題目を唱えつつ結局金目当てなのも従来どうりといえる。
 いろんな意味で現在のコンピューターに頼りきったシステムのもろさへの警鐘とも取れる内容になっているが、やはりあちこちに1を意識した展開があちこちに。新しいものと初代の懐かしさの融合というところか。アナログパワー親父VSハイテクという部分が売りだったしなあ。
 ただ、F-35マクレーンを戦わせる展開はさすがに無茶かと。結果的にマクレーンが勝つし。しかも、その間に犯人がすげえ遠くに逃げたと思ったら、近くに止めるのが見えるし。おいおいおい。
 マクレーンだけではなく今回の相棒が非常に頑張るため、孤軍奮闘という今までのイメージは少ない。3もまあ、パートナーいたが、あんまり役に立ってたように思えないし。相棒の成長こそが実は今回の見所かもしれない。
 マクレーンの娘は、どこの誰もが、さすがマクレーンの子供だと言っていたが*1初代に出てた母親の気の強さも混じっているような気がした。
 最近じゃ珍しい90年代のハリウッドアクション映画と言ったところか。90年代にこれが作られたら、似たような作品が乱立していた時代だったし、ダイハード2や3のような評価になったかもしれないが、今これをやると、逆に古すぎて新鮮って感じがする。

*1:他所のレビューも含めて