パンツァードラグーン ツヴァイ

 ニコ動でAZELの動画みてると、唐突にやりたくなったので、ツヴァイを起動・・・。しないんですけど。なんとサターン様、ご臨終なされてました。
 仕方ないので、エミュレーターでやることに。
 しかし、セガサターン様は優秀なエミュがない。多分このSSFくらい。どうもサターンというのはCPUが複数あったり、PCでは再現が難しいような処理が出来る特殊な作りをしているようだ、それに比べてライバルだったプレステはかなり簡単な作りになっているらしい。
 まあ、ツヴァイは問題なく動くので、久々にプレイ。
 すっげえへたくそになってる。分岐を覚えてない、敵のパターンを覚えてない、ないない尽くしの三拍子。
 しかし、このゲーム、めちゃくちゃ面白いな。パンツァードラグーンは確実に初代よりツヴァイのほうが面白い。後発のオルタもなかなか良いが、オルタよりもやはりツヴァイのほうが出来がいいだろう。とにかく、ポリゴンゲー初期にもかかわらず、その色彩、世界観はまったく色あせない。いまFF7とかPS初期のポリゴンゲーをやると、そのポリゴンの汚さに耐えられないのだが、このゲームは、その荒さもその世界の色彩に見える。実際ほとんど気にならない。
 キャラ萌えに頼った、似非名作と違い、ホントに後世に残すべき希代の名作というのはこういうものなのだろう。ハード差を乗り越えてプレイすることが気にならない。俺の中では、FC版DQ3とFC版ウィザードリィキャプテン翼2、ロマサガシリーズ、リンダキューブ俺屍天外魔境2、あたりだろうか。PS2はまだ現役なので、どれが該当するか難しいが、アヌビスあたりが該当するのではないだろうか。
 しかし、この浮遊感とスピード感がたまらない。これほど、空を飛んでいると感じるゲームもそう無いだろう。浮遊感や3D感ならアヌビスも相当なものだが、アレですら、こちらに1歩も2歩も譲る。
 惜しむべきはこのゲームがサターンだったことだろうか。PSだったらもっと売れていただろうに。けれど、このセンスはセガだからこそ作れたんだろうな。ソニーにこのセンスはないし。