スーパーロボット大戦Z

 相変わらず長い。全60話らしい。まあ、登場作品数も多いしなあ。第三次αと同じ話数だし。まあ、主人公が二人に減っている+分岐が少ない点からして、総ステージ数は劣るようだが、4週もしなきゃいけなかったサルファに比べたらやさしいほうか。
 もっとも、最初懸念しかなかった男主人公が予想以上にいいキャラクターで、かなり気に入っている。最近ネタキャラに落とされたゼンガーと比べて、こっちのほうが全然気に入った。まあ、こっちはネタキャラだと思わせつつ実はかっこいいキャラだったわけだが。
 28歳という、スパロボの主人公としては高い年齢、(つってもゼンガーも同じくらいの年齢だったけど)なので、ふざけているようで落ち着いたキャラクターが妙にいい。熱い部分もあり冷静な部分もある、だけど、おやじになりきれない年齢なので、譲れないものもある。青臭いだけの若造より全然いい味出している。失敗してもめげないし、自力で立ち直るところがまたよい。愛機ガンレオンのテーマといい、スマイルといい、ネタキャラかと思ったらというパターンである。
 で、今回、おやじというか30前後のキャラクターが多数メインで出てくる。こいつらの対比もいい。終始自分のペースを崩さないゲインとランド、大人のくせにガキっぽいホランド、過去の贖罪に生きるジャミル、ランドルートではこいつらの対比が非常にいい。ホランドなんかはほかの連中と比べ年長なのに優柔不断のガキみたいな大人なのだが、そいつがレントンに触発されてかっこいい大人になっていく過程がよく見える。原作でもそうだったが、こっちは周りに比較対象がいるため、よけいに目立っている。
 ストーリー面では、キャラクター数の多さに開き直ったかのように、話の半分ほどが2つの部隊に分けられて進む。なので、セツコルートとランドルートを両方クリアして初めて全貌が見えるのだろう。∀ガンダムなんかは、前半ランド組、後半はおそらく女主人公ルートなのだろうと思われるので、少々割りを食っている気がする。
 というか、好きなキャラがほとんどランドルートメインなので、女主人公ルートやりたいと思わないんだよなあ。やっぱ種死はウザすぎる。特にシンがマジうざい。いつまでこいつらと組んでなきゃいけないの? さっさと裏切れよと。ぶち殺してやるから。
 しかし、こうみると、サルファで種とバーチャロン出したのは失敗だったなあと。どっちもZに出すべきだった気がする。
 ザブングルが序盤から参戦の割に、空気参戦なのがあまりに哀れ。まあ、ダイターンとかも相変わらず敵が出ずにいるだけ参戦だしなあ。そのかわり、人間爆弾をしっかりやる根性には恐れ入ったが。となると、あの噂の洪水もやるのだろうか…。
 残り20話くらいあるしなあ。しかし、だいぶプレイした気がするのだが、まだ残り20話もあるのか。もっと分岐多くして、40話くらいでまとめられないものかね?
 そう思うと、20話前後で、たくさんの分岐作って結局SS版ではステージ数は100を超えたデアラングリッサーは神だったよなあ。