アイシールド21 35巻(完)

 いや、実際完じゃないが、事実上この完が最終話とおもって支障がない。その後のドリームチーム編はなかったことで問題ないだろう。
 ほんとに、この巻で終わってれば、神作品なのになあ。まあ、この先買う予定がないけど。一番のポイントは、最後の最後で試合を決めたのは、蛭間、栗田、武蔵の最初の三人だったというのがポイントか。もっともメイン面子のほとんど全員に見せ場があるのだが。本当のアイシールド21となる瀬名、本庄の影を振り切ったモン太。そして命令するだけだった蛭間が仲間を信頼する話。どれをとっても泥門の集大成。はっきりいってこれ以後に書くことなんて何もないんだよな。だから、常々言っていたように、キャプ翼みたいな展開はやめておけと。ほんとに今やってるワールドカップ(?)編はつまらない。もっとも人気も低迷して、たぶん、今のアメリカ戦で終わりなんだろうけれど。
 惜しい作品だったよなあ。これも常々言っているが、長期連載の漫画は引き際が重要だよね。語りたいテーマが終わったのならずるずる引っ張らずに終わるべきなんだよな。