M-1グランプリ2010

　今回が最後の大会らしい。まあ、5年か10年くらいたったらやるとおもう。でも俺は、来年当たりに、グランドチャンピオン大会やってほしいんだよなあ。
　決勝3組の話だけで。
　スリムクラブは、斬新というかなんというか、正直微妙な雰囲気だったとは思う。そこが審査員に受けたんだろうが、個人的には万人受けする内容ではないと思う。どこにもない部分を攻めれるパターンかな。
　パンクブーブーは1度目と2度目のネタに差がない。登場人物が変わっただけじゃないか。って、よく考えたら、これ、去年、NON-STYLEに言ったことと同じだよ。敗者復活でネタ準備してなかったのかもしれないが、これはひどい。去年のノンスタとまったく同じ失敗をしている。結局、決勝は笑い飯とスリムクラブの一騎打ち状態に。サンドウィッチマンが敗者復活優勝できたのはやっぱり腕の差なんだろうな。あいつらはいくつものパターンのネタを持っている。
　笑い飯はまっちゃんもいってたが、最後に取らせてやろうという気が審査員にもあったのだろう。だが、面白さでいえば3組でも一番だったとは思うし、妥当な優勝だとは思う。まあ、出来レースだというやつはたくさん出てくるだろうけどな。笑い飯も1本目と2本目のネタのパターンが同じ。よくよく考えるとスリムクラブも同じようなパターンである。スリムクラブも笑い飯もパンクブーブーも1本目のほうが面白かったというのも共通。まあ、笑い飯は違うパターンでチンポジやらなかったのは正解だろう。去年は自ら優勝を捨てに行ったとしか思えなかったし。でも個人的には好きだよチンポジ。ああいう決勝の重大な場面でああいうこと出来ることが笑い飯のすごさだとは思った。
　どの漫才師でもある程度のパターンはあるとおもう。ナイツならナイツのパターン、はらいちの片側だけが相手のお題に対してボケ続けるパターンなど、各自の特色はあると思う。結局、このパターンをたくさんもてたところが有利なんだろうな。そこはサンドウィッチマンが歴代の中でダントツだったと思う。去年だったかな、コントのグランプリのほうで2位になったときも1本目2本目とほぼ完璧のネタだったし。
　笑い飯が勝てたのはパターンを繰り返す中で、違うボケを入れやすいパターンだったことが勝因だったんだと思う。
　
　M-1を10年でいったん区切るってのは英断だと思う。ある程度話題になって人気があるうちにやめるのが正解だろう。現にお笑いブームは去りつつあるし、M-1のネームバリューも下がりつつある。結局、去年のパンクブーブーなんて今年ぜんぜん見なかった。ノンスタだってあんまりみない。サンドウィッチマンはM-1で見て、ファンになっただけあってなかなかテレビに出てこなくて残念だ。
　望むところはグランドチャンピオン大会をやって終わってほしいって事かなあ。あんたっちゃぶるとか柴田がいなくなってるしなあ。