ヴィーナス&ブレイブス

 PSPに移植されたので購入。
 来週にはラストストーリーとかあるんで悩んでたんだが、もともと購入予定に入ってたし。まあPS2版もってるけどね。
 このゲームは、いうなればもう一つの俺屍といっていい。ロマサガ2、俺屍、V&Bと世代を重ねるゲームはどれも出来が良いよなあ。
 しかも、この3作、世代を重ねるという話の主軸は同じなのにアプローチの仕方がどれも違う。これはすごいことだと思う。
 普通のRPGは良くも悪くも似たり寄ったりの世界だ。独創的と呼べるゲームは数少ない。
 この3作で一番オーソドックスなのがロマサガ2、一番切ないのがV&B、一番不謹慎なのが俺屍だろう。作り手の感性の違いがこの辺りに現れているわけである。
 また、世代の重ね方もそれぞれ特徴があって面白い。
 皇帝の能力と記憶を代々伝える伝承法という方法で皇帝の座を伝承していくロマサガ2。
 神様と交神して、文字通り子作りをする俺屍
 俺屍と同じく子作りによる世代交代だが、主人公だけは不老不死の存在のV&B。
 ぱっとみると、俺屍が相手が神様とはいえ子作りして世代を重ねる俺屍だが、主人公たちが2年以内に死んでいくというぶっ飛んだ設定。
 なるほど、世代交代ゲームはだいたいが力技でねじ伏せているなあ。
 とはいえ、このくらい循環を早くしないと歴史を作る壮大さは出せない。実は世代交代RPGの先駆者としてファンタシースター3なんかがあったりするのだが、なんか単純に1章、2章、3章と分かれているだけの感じだったし。まあPS3はシリーズの中では一番出来がアレな作品だったのもあるんだが。
 まあ、今回買ったV&Bを含め、今回あげた3作はどれも名作なのでってロマサガ2に関してはいう必要もないな。ただ、やっぱ今の若い子はやってないとおもうんよ。ロマサガ2なんて。SFCでしかできないし。まあ、バーチャルコンソールで配信されてるけど。今回あげた3作はやってないことがもったいないくらいの名作なのでぜひやってくれという話。

 さて、ここまで持ち上げといてなんだが、V&Bは実はクリアしてないんだ。60年目くらいで飽きて投げちゃってるんだよな。今回こそクリアしたいが。OPの曲聞いただけで満足している俺がいる。