デビルサバイバー2 ヤマトルート

 ようやくクリア。
 TERA、サカつく7やってたせいでラスボス直前で放置していたのだが、久々にプレイ。
 もうすぐオーバークロック出ることを思い出したのが原因だけどな。

 ヤマトルートは、いうなればカオスルートに属すると思われるルート。ただし、組織に属しているため、一見ロウルートに見えるかもしれない。
 ただ、ここ数年のメガテンの多くに当てはまることだが、真1、2、SJでいう、ロウルートやカオスルートとはまた違った考え方のような気もする。
 メガテンプレイヤーが想像する、ロウルートというのはほぼ間違いなく、聖4文字側であり、カオスルートはそれ以外ともいえるものであった。もっとも、真1・2はキリスト教で言う天使と悪魔の戦いがメインだったわけなのだが。
 それを外れた、真3では、ロウ・カオスという括りではなくなったし、なぜか突然復活した、アバドン王の属性はロウは意固地、ニュートラルは日和見的なあんまいいイメージがない見方をされてたりする。
 真1・2時代は、ロウルート、カオスルートと言っていたが、今思うと、メシア教ルート、ガイア教ルート、どっちも嫌ルートと呼ぶほうが正しいのだろうな。
 ヤマトの望んだ世界は、弱肉強食、力こそ正義、強いもの、能力のあるものが正しいという世界。
 そんなわけで、一概にも単純に、ロウやカオスで判断はつかない。
 ただ、エンディングの光景は、あまり肯定的なものではなかったかなあ。すごいリーダーが子供だったのは笑ったが。

 ラスボスは強いのか弱いのか判別がつかない。接近するまではなかなか強力だったのだが、接近してしまえばあっさりと死んだし。そもそも、耐性がほとんどないとか、いままでのセプテントリオンよりも本体だけは弱い。射程無限の物理攻撃とか、異様な特殊能力はあったけれど。

 作品全体としてのできはそこそこ、突っ込みどころも多かったが。
 ただ、前作と比べると、面白さもインパクトも欠けるといえる。
 前作にあった閉鎖空間での焦燥感やら、緊迫感は微塵もないし、分岐もたいしたことない。ルートはおそらく、ヤマト、大地、ロナウド、それ以外の4ルートしかなさそうだし、話も大筋以外はさほど変化がなさそうと、前作よりボリューム増えてるはずなのに、ボリュームが減ってるように感じてしまう。
 駄作とまではいかないが、佳作といったところだろうなあ。
 個人的には、もうすぐオーバークロックも出るし、前作のほうがお勧めのゲームであることは間違いない。