長靴をはいた猫

 猫が好きなので見てきた。
 起承転結がこれほどしっかりしている作品って珍しい気がするなあ。
 シュレックのスピンオフ作品だけど、シュレックを見てなくても楽しめる。だって俺が見てないのに楽しめた。
 たぶん、シュレック見てる人には楽しめる要素があったはずだ。俺にはわからなかった。

 
 まず、3D映画を始めてみたが、これすごいな、ほんとに飛び出して見える。3Dを馬鹿にしてたわ。これ面白いわ。家庭用ゲームもこんなのあるのかな。あれば楽しそう。
 ただ、なんか電池内臓のメガネが重い。紐でしっかり固定しないとずれて仕方ない。
 あとCGアニメもすごいな、気持ち悪いくらい動く。子供向けアニメ映画だとおもって正直馬鹿にしてたが、ぜんぜん馬鹿にできない。


 ストーリーは、子供向けにしては少し黒い。話の根本が復讐劇だからだ。同時に、友情物語でもある。このバランスがいいんだろう。
 最後の展開なんかは少し説教くさいのと友情を取り戻した直後に、片側が喪失するというベタな展開だが、無理のない展開。
 安定した物語と、テンポのよいストーリー展開、好き嫌いはあるだろうが個性的なキャラクターと、飽きさせることなく最後まで見れる。
 話にも無理がなく、詰め込んでる感がないのが特徴。
 ポイントは展開の速さだろう。どのエピソードも下手したら、それだけで物語を1本とはいえなくとも半分くらいは作れる内容なのだが、そんなことは気にせず、どんどん進んでいく。


 こういった、アニメ映画が嫌いでなければ見て損はない作品だと思う。しかし、技術の進歩はすごいなあ。
 リメイク作品なんだけど、スターウォーズ3Dにも興味が出てきた。