スパロボOG2

 今年初の期待ゲーム。
 っていっても、前作の評価はいまいちだったのだが。
 OG2はα並に動くと言うのが見ものらしい。見せ方は進化してるのでカットインなどの使い方次第では、α以上になるかも。アルトアイゼンリーゼはインパクトの時に近い動きだと言う情報も。
 以前に書いた気もするけど、前作のスパロボOGは二つくっつけたせいで、同じことを2回やらされてるようなシナリオと、プロデューサーの寺田の意向で、初心者でもクリアできる難易度にされてたおかげで、シナリオつまんないわ、難易度低いわと、とても高評価を与えれる作品じゃなかった。
 さて、今回は、個人的にかなり面白かったスパロボAのシナリオと俺がスパロボにはまるきっかけとなった第三次を下敷きにしているためか、かなり良い出来。今回のシナリオは第三次をメインに、裏でインパクトとAのラスボスがうごめいていると言う状況だろう。現在26話なのだが、ここまでのところ非常に好感触だ。
 シナリオも先の展開が読めそうで読みづらく、なんといっても、今回は難易度が高い。
 24話くらいまでは全熟練度を取っていたが、1ステージだけ諦めてしまった。前作を初心者向けに〜って言ってた割に続編の難易度べらぼうに上げるのもどうかと思うが。実際、攻略サイト掲示板見れば難易度が高くなって〜って批判が多い。俺は誉めるべき場所だと思ってるのだが
やはり、前作から入った人には戸惑いを覚えさせるのだろう。
 まあ、今作程度の難易度でようやくシミュレーションを名乗れる難易度になったと思うのだが。ここ数作品のスパロボは無駄に難易度低かったし。第二次αしかり、MXしかりである。αシリーズはスパロボの現在のメインなので、敷居を低くするのはわかるが、インパクト系列のMXの難易度すらあそこまで下げてくるとは思えなかった。α外伝も難易度高かったし、寺田の記憶力のなさというか何をしたいのかわからないっぷりの象徴だろう。
 キャラゲーでもあるので、キャラクターたちの魅力もたっぷり。メインでのオリジナルの扱いがだんだん希薄になっていく(つっても第4次やFよかマシ)最近の作品のうっぷんを晴らすように、オリキャラ達が個性を発揮しまくる。
 まあ、まるっきり不満がないわけでもないけど。たとえばαの主人公は俺の場合リオだったわけで、そのリオが、リョウトごときのサポキャラ扱いされるのは腑に落ちなかったり。載せ変えてしまえばいいのだが、すぐに強制出撃でリョウトがヒュッケバインMK-3に乗っている。邪魔だお前。SRXに馬鹿3人も嫌いなので使いたくないのだが、今作は程ほどに難易度が高いため嫌でも使わないと熟練度が取れない。
 あと、キャラクター性能が一部かぶりすぎで、キャラの個性はあっても能力的個性に乏しい。カチーナやキョウスケ、エクセレンなどの一部に特化したキャラの方が珍しいのだ。サポートで頑張っていたシャーダとガーネットは勝手に退役してたりする。
 不満がまるでないわけでは無いが、ゲームとしてもキャラゲーとしても数倍にパワーアップしているといえる。昨今、続編は前作より劣るか、焼き直しに過ぎないゲームが多い中、きちんとボリュームアップしてゲームとしての精度も上げてくる作品は珍しいので、最近ろくなスパロボ出さなかったバンプレストを少し見直そうかなあと。