ガンパレード・マーチ〜新たなる行軍歌〜その②

 そんなわけで全話終了。昨日の日記で全部見たようなことかいてるけど、昨日の時点では7話までしか見てなかった。まあ、それ以前に全部見たことあるのも前記のとおり。
 改めて見たらホント後半完全ラブコメな。戦闘なんてほとんど無いし。
 確かに原作ファン憤慨物の内容かもなあ。世の中シエルがカレー食ってないだけで文句言うやつも居るんだし。
 舞の性格とかが原作と多少異なるような気もするが、アニメ版はかわいくて好きだなあ。後半は赤面シーンばかりだ。見てるほうも。
 ガンパレはゲームも一応やってるのでそっちの感想述べるとさほどこのゲームに対する評価は高くないしあまり人にも薦められない。
 やりたいことの意図や試みは買っていいと思うが技術がついてきてないと言うか練りこみが足りないと言うか。ゲームとして未完成な気がする。話題や主張優先と言うところか。意気込みはあるけど技術がついてきてないと言うか。
 戦闘、恋愛、学園生活、その他とどれをメインに据えてもいいんだが、どれもメインに据えるとフラグ管理ゲームになるので無駄に時間を飛ばさなくてはいけない。どれもそれ1個に特化してないのでどうしてもゲーム中に空き時間が出来る。そこで、能力上げとか他のことちょろちょろするといいのだろうけど、どっちにしたって他の要素つまみ食いするより一点特化したほうがクリアも楽なわけで。いろいろやってあれもこれも〜ってのは初回プレイか3週目程度だろう。あとは目的のために何かに邁進することになるのだが、その状態になるとひたすら作業。ウィズとかの作業的ゲームは嫌いじゃないが、作業に対する見返りと言うのがこのゲームは薄い気がする。
 何かに特化したゲームに比べるとあからさまに1歩以上おとる。
 で、このゲームの最大の魅力がちりばめられた謎なのだろうが、俺はまるで興味が無かったので、モチベーション保つのが辛い。結局戦闘中心にぼちぼち進めて、絢爛なんちゃら取ってやめちゃった。まあ3又とかかけて原に刺されてみたりとかはそれなりに面白かったが一発芸の範囲内だ。同級生的なプレイボーイ的行動はHシーンないし雰囲気になるだけで会話もあまり無いしやってて面白くない。ラブラブ感が足りない。その点アニメはラブラブ要素を追加しすぎ。特盛状態。
 試みや挑戦的な作りは買うべきだろう。最近のゲームはどれも売れ筋の模倣だからだ。だけど、根っこのコンセプト以外はよそから持ってきた模倣品でありしかも劣化模倣品。グラフィックから生活パート、大味な戦闘まで含めてどれも中途半端。0.7あたりの物をたくさんかき集めた感じ。0.7が3つそろえば2.1でお得感があるような気がするだけ。
 今やると酷いポリゴンで見るに耐えない*1グラフィックにはこだわらないと俺はよく言うが、それにしたって酷い。今思うと発売当時の時点で古臭いポリゴンだったと思う。これより1年前に出た俺屍*2は今やってもグラフィック酷いとか思わないんだけどなあ。
 と言うわけで、俺はガンパレに関してはアニメ版のほうが面白いと結論に達してしまう。原作ファンじゃないからなんだろうけどな。
 いや、確かにアニメ化された際に好きなキャラがいなかったらショックだよなあ。例えばだ。主人公クラスはともかく、準主役もしくは脇役が人数が多すぎると話がまとまらないと言う理由で削られたらそりゃ、頭に来るのもわかるし。
 あと、全体的に作画崩れないのも高評価か。特に11話、12話の舞はめちゃくちゃかわいいし。10話で一部崩れていたような気もするけど、キングゲイナーほど酷くないし、毎回高水準だったとおもう。まあ、戦闘シーンは使いまわしだらけだったけど、メインが戦闘から恋愛にシフトしてるんだからそれはOKだろうし。
 さて、次は何のアニメ見るかなあ。

*1:別にこのゲームに限った話ではなく、PSのポリゴンゲームはどれもそう。最新技術が数年たって最新技術でなくなったときは見るも無残だ。グラフィック特化ゲームに対して俺があまり良い感情を抱いてないのはこの辺も理由の一つ。グラフィックに頼らずゲーム的に面白さを追求したものは、画面が見劣りしたとしても10年後の世界で問題なく通用するからだ。ゲームの面白さと言う部分は比較が難しい。人によって基準が違うからだ。ところがグラフィックに関しては多少の差異はあれど、大方意見は一致する。もっとも、この過去のものより現在のほうが明らかに良いと言う明確な命題がリメイクと言う需要を生んで、リメイク作品ばかり乱発すると言う現象が生まれるのだが。そして、そのリメイクばかり望まれるという風潮は、過去のゲームに比べて現在のゲームはグラフィック意外で劣っている事が多いと言うことの一端を表しているように思える

*2:何で比較対象がポリゴンゲームじゃない俺屍かというと、どっちもアルファシステムが作ったゲームだから