拮抗

 阪神VS中日の名古屋決戦。
 結果は1勝1敗。
 まさに両者譲らず。
 この試合は燃えたなあ。RF Onlineしながら、ケーブルTVで試合を見る。
 特に9回の久保田は圧巻だった。
 1アウト満塁1打サヨナラの場面。自慢のストレートでぐいぐい押していく。とくに2アウトになってからのウッズに対する投球がかっこよかった。全部ストレート。まさに小細工なし。結果は久保田の気迫勝ち。ウッズにストレートなんて怖くてそう投げれそうに無いと思うが。なんせ、今年のウッズは3割30本、このまま行けば100打点も到達するのではないかと言う勢い。
 もっともこの試合は9回で終わってたゲームだと思う。
 まず、9回の表のバックホームアウト。これは微妙な判定だったが、アウトだったように思える。しかし、9回裏の谷繁の2ゴロをホームに投げたプレイ。これは結果セーフだったがこの判定は誤審に見えた。けどまあ、リプレイで確認してようやくアウトではないかと言う判定だったので確かに微妙と言えば微妙。常々思うが、とっとと、プロ野球もビデオによる判定を導入すべきである。
 これでアウトとっていれば、犠牲フライで1点入ってもまだ1点リードで試合は終わっていただろう。
 その後の久保田の力投に答えるかのように途中出場の中村が決勝ホームラン。その裏の久保田がきっちり抑えて勝利。JFKを出しても点を取られる厳しい展開だったが、勝利への執念を見せた試合だった。
 いや、もう、今年で一番の名勝負かもしれない。
 終盤までは中日のエース川上といぶし銀で井川がピリッとしない今実質阪神のエースである下柳の見ごたえある投手戦。終盤はお互い自慢の中継ぎ*1をつぎ込む追いつけ追い越せの超接近戦。目の離せない展開にドキドキしっぱなし。この日は、サッカーに格闘技とスポーツ目白押しだったがその中でもやはり一番盛り上がったのではないだろうか。
 現在のところ中日と阪神の実力は拮抗してると言えるだろう。直接対決が残り3試合で直接対決で中日に逆転されることはなくなったが、残り試合全部取るつもりで阪神は行かなければならない。まだまだ厳しい試合が続くのである。
 しかし、ここ数日の阪神の貧打は気になる。北海道3連戦も勝ちこそすれ、打撃内容から見れば負けていてもおかしく無い内容ばかりだ。今更オーダーをいじる必要なんて無いが、打つほうがもうちょっと投手を楽にして上げれないかなあと思う。そうすればこれから先の酷使も多少楽になるだろう。
 ここまできたら優勝しかないから、選手の酷使は仕方ないだろう。選手も選手でこの状態なら体に鞭打ってプレイできると思う。優勝と言う目標がはっきりしてきているから。
 とにかく、この2連戦はイーブンで終了。残り直接対決までに阪神としては中日をある程度突き放しておきたいものだ。

*1:とは言え、中継ぎ陣容の厚さは阪神の方が上だと思う。去年の中日ならわからんけど