阪神セ・リーグ制覇

 すみません、今日は阪神のことのみを書きます。今日くらい許してください。川藤がうざいのも勘弁してあげてください。
 5-1で巨人を圧倒して優勝。
 負ける気配なんて微塵も無かったな。久保田は緊張してたのかテンポが悪かった。ゲッツーとっていつも道理になれたみたいだけど。
 その辺がまだ経験の足りなさかな。残り6試合なので、JFKは一人2試合ずつ位のペースで投げて日本シリーズに向けて休養してくだされ。
 今年1年見てきて、今年の阪神の強さは何かと問われると、総合力としか言いようが無い。金本、今岡、赤星、JFK、下柳と飛びぬけて成績を残した人間が何人も居るのだが、こいつがいたから勝ったと言うより、陳腐な言葉だが、投打のバランスが優れていたと表現するしかない。
 今年の阪神に関して言えば、唯一の弱点と言うと先発の弱さか。井川が去年から続く不振にいまだ喘いでいるし、福原もいまいち、能見は新人にしては頑張っている。安藤はフォーム変えてからはすばらしいが前半足を引っ張った。下柳一人がふんばってるが、下柳はあれだけ登板して規定投球回数に達していない。投げて6回までなんだもんなあ。後1回余分に投げてくれればJFKの酷使も減ったと思うのだが。後は杉山かな。二桁は行ってないが、中々安定したピッチングを投げる。ボールが当たっても投げつづける精神的にも肉体的にもタフさを感じさせる。将来のエース候補かもしれない。また、JFKばかりが取りざたされるが他の中継ぎも優秀だ。桟原、橋本、江草の3人もかなりいい。この中から安藤のように先発転向して活躍する選手が出るような予感がする。

・金本
 落合監督に言わせると3番タイプだそうだが、文句無しの成績で阪神の4番の地位は不動。今の阪神で彼以外の4番は考えられない。走攻守全てにおいて完璧。優勝決定のウィニングボールを受けとったのが彼と言うのも象徴的だ。三冠王も狙える男。残り6試合あるので是非40本塁打を目指して欲しい。あと5年はやれるぜ。

・今岡
 チャンスに異常なほど強い男。元々野球エリートで野村監督時代は屈辱を味わったためかプライドも負けん気も強い。金本を恐れて逃げ気味の投球をした後の今岡は怖い。舐められてると思われるのが嫌いなのだろう。ほぼ確実に打つ。
 ただ、今年の打率の低さを思うと、ちょっと今年はムラッ気があるんじゃないかなあとは思った。チャンスには強いがチャンスの起点になれないって感じかな。03年はリーディングヒッターにもなっているので、本来はもっと高打率を狙える選手のはずなのだが。彼が元首位打者としての打撃も兼ね揃えていたら下位打線からの得点ももっと増えただろうに。期待しすぎのようだが、それだけ期待をかけれるだけの逸材だと思っているのだ。来年は打率と打点の二冠を狙おう。もちろんライバルは金本だ。本塁打も30本狙えそうなので、来年は3割30本100打点を目標に。書けふとはタイプが違うが5代目ミスタータイガースを襲名するくらいの勢いでやってくれ。

・赤星
 野村監督曰く、足だけでプロ野球選手として一流になれる男。まさにその通り。今年も盗塁王は彼のもの。そして、今年は打撃も開眼。安定して3割を超える打撃を見せてくれた。不振になっても足に不振なし。03年の阪神は逆転と言うイメージが強かった。今年もそのイメージは中日が持っていった。今年の阪神は先行逃げ切りと称してよい。その一端を担うのがこの赤星だ。とにかく、初回での得点の確立が高い。そして、初回の点数にはほとんどこの赤星が絡んでいる。とにかく1塁に出てしまえばランナーがスコアリングポジションに進んだのと同じ意味を持つので性質が悪い。阪神の選手全部を見て、こいつだけは他球団にいたらやばいと思うのは赤星だろう。こいつの先制点+JFKによる7回以降の勝利の方程式のおかげで相手チームに6回までに逆転しないと勝てないと言うプレッシャーを与える野球が今年の阪神の野球なのだから。こういう、名前見ただけで相手のプレッシャーになると言う選手は貴重だと思うぞ。実際は100%ではないのに心理戦ですでに有利に立てるのだから。

・矢野
 赤星と並んで変わりのきかない選手。こいつ抜けるとバッテリーがばたばたして見てて不安になる。中日時代は中村というすばらしい捕手の為に芽が出なかったが、阪神にきて野村の元でキャッチャーとして経験を積んだいわば古田ニ号。打撃センスもすばらしく集中力の高さからチャンスにめっぽう強い。特に普通のチャンスではなく、逆転の場面、勝ち越しの場面などでの活躍が目立つ。
 矢野がいなくなったら阪神は再び弱虎に戻りそうで怖い。

・桧山
 控えが多かったがまだまだやれる。スペンサーと交互と言うのがちょっとね。右投手も左投手も苦にしないバッターだから常に先発でも良いのだが。
 しかしこいつの集中力もすごい。代打で出てきても打つし。阪神伝統の代打の切り札と言う生き様も開けそうだ。真弓、八木に続く神様になれる逸材。

・浜中
 まだ、本調子ではない。ただ、それでも今年はもうちょっと我慢して来年から本格復帰をして欲しい。日本シリーズではDHで活躍する様が見れることを期待する。将来の4番はお前しかいないのだから。掛布から受け継いだ31番の意味を背負い精進せよ。掛布の31番の意味は「人の3倍努力して一流になれ」と言う意味なのだから。

JFK
 一くくりにしてしまうが、こいつらの活躍なしに今年は無い。3人合わせても防御率が2点台と言うすばらしい成績だ。とにかく、7回以降で2点以上リードしてる場合相手に与えるプレッシャーは相当なものだ。ウィリアムズは星野監督時代からすばらしいスライダーとサイドから放たれる伸びるストレートでその実力を証明してきたが、久保田、藤川はほんと今年野球人生をかけて投げたなと思わせてくれる。
 選手、ファン、監督の期待の分酷使されたのだけが気になるが。とりあえず、ウィリアムズ以外の二人には1億くらいやれよな。ウィリアムズはすでに高給取りなので。

・SHE
 って略称だったかな?桟原、橋本、江草の3人。個人的には江草がこの3人では1歩ぬけてるような気がする。
 とにかく、ビハインド、ロングリリーフ、敗戦処理と何でもこなす縁の下の力持ち。3人とも20台前半と若く、いろんな経験を積ませるためにこの位置にいるのだが、間違いなく阪神の将来を支える投手たちだ。
 影MVPがあるならこの3人に上げたいと思う。

 他にも書きたい選手のことはたくさんあるがこのあたりにしておこう。

 日本シリーズはロッテかソフトバンクが来そうな予感。ロッテとの日本シリーズは見てみたいが、ソフトバンクには2年前の借りがある。その岡田監督曰く2年前の忘れ物を奪還するぞ!!!。