楽天三木谷VS野村

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20051013/spon____baseball003.shtml
 ぼやきたくなるのもわかる。
 正直、今の楽天は弱い。
 だからじっくりと若手を鍛えつつ、ベテランと助っ人の力を借りて盛り上げていかないといけない。
 3年は最下位くらいの覚悟が必要なのだ。
 なのに、楽天側はどうも野村に数年で優勝や来年にはAクラスみたいな条件を出したらしい。
 上のURLの記事から抜粋すると

先日の球団側との交渉で、早い時期に結果を出すことを求められた。「即Aクラスとか、即優勝と言われてもね…。(結果が出なくても)どこまで我慢できるのかを就任の条件に入れてくれと言いました」。負けず嫌いでせっかちな三木谷オーナーに、半ば閉口気味なのだ。

 とのこと。
 ちなみに、このどこまで我慢できるかという条件は三木谷の下でこういう事する場合重要かもしれない。ヴィッセル神戸の監督なんて悲惨だもんな。
 しかし、楽天、いや、三木谷ってのはあまり球団持つ資格のある人間じゃないな。こういう負けず嫌いでせっかちだからこそ、商売に成功したのかもしれないが、だからといって何かを育てて築き上げると言うことが必ずしも得意とは限らないようだ。まあ、当然の話だけど。
 無論、金が絡む以上、何年も最下位では困るだろう。
 だからといって、金にあかせて補強して優勝したからといってそこに何か価値があるのだろうか。
 楽天が東北に出来た時、地元住人は期待したはずだ。地元ファンと楽天が手を取り合って大きくなっていくことを。そして、田尾監督のやり方や、選手とファンの密着はこの1年でそれが可能だと思われた。その矢先に田尾解雇、そして、白羽の矢が立った野村には即優勝という条件を突きつける。
 三木谷からすれば、地域密着なんてせずにただの宣伝に使いたいのだ。そりゃ、だれでもオーナーである以上球界の歴史を変えた球団が早い時期で優勝すると言うことに夢を抱く。だからといって、オーナー特権で強権発動で来年良くなるかもしれない見込みがある監督を首にし、新たな監督には無理難題を突きつける。それが出来なければすぐ首を切るのだろう。
 おそらく、野村監督がそうなったら、楽天の監督を引き受ける人なんていなくなる。三木谷のやってることはどう考えたって球界に敵を作っているだけなのだ。既に楽天ファンからは疎まれ始めているだろう。だが、そのうちオーナーに対する憎悪にまで発展するかもしれない。
 三木谷は金儲けは得意のようだが、人心を得ると言うことは不得手のようだ。
 野村監督や田尾監督は不運としか言いようが無い。どちらも阪神に関わった人たちだから余計不憫だ。野村監督の3年間はずっと最下位だったが、あの時代のコツコツした積み重ねが今の阪神の土台となっていると思っている。だから野村監督には感謝している。負けたことは腹が立ったし悔しかったが野村監督のせいだとは思っていなかった。
 野村監督になっても楽天は最下位争いを繰り広げるだろう。
 そして、来年の今ごろは新しい監督の名前が挙がっているはずだ。
 次は誰?
 掛布、江川あたりが候補だと思うんだが。
 三木谷には楽天と言う球団が出来る経緯から大嫌いだったが、ますます嫌気が差してきた。ニュースの記事を100%信じるわけではないが、三木谷に関する話を他のところで見たって「ああ。この人ならこんなこと言って実際に首切りを実行しそうだ」と納得させるに十分な記事である。火の無いところに煙は立たないの見本のような人物ともいえるだろう。
 今度はTBS買い占めるらしいよ。節操ないよなこの男も。ライブドアの真似ですか?球団買おうとしたりテレビ局買おうとしたり。