俺屍 おごり

 全体的に一族が強くなってきたので、各地中ボスねらいに切り替える。
 祝いの鈴を使いつつ戦えば、毎月雑魚戦含めて5000以上の奉納点も狙えるからだ。
 九重楼、相翼院、鳥居千万宮、白骨城と順調に中ボス倒してついに後半登場の3迷宮に挑む。
 最初に挑むは忘我流水道。
 よくよく考えたらトップクラスの危険な中ボスだと言うことを忘れていた。
 そう、ここにいるのは敦賀の真名姫。
 彼女が使うのは自らの名を冠した真名姫という水系最大の術。もはや奥義といってもいい。片羽のお業の芭蕉風、風神雷神の雷獅子、これらに匹敵する、連打されれば瀕死必死の絶望的な術だ。
 何も忘れていたわけじゃないが、多分耐えれるだろうと言う根拠も無い自信の元に挑戦したわけである。上にトップクラスの危険な中ボスだと言うことを忘れていたと書いてあるが。
 いきなり真名姫を食らう。PT半壊。どうやっても回復が間に合わない。当主が死ねば敗走確定なので、一人放置して二人回復する。3人PTと言うのも間違いだったなあ。
 回復間に合って2発目の真名姫に二人耐える。一人倒れた。
 そして3発目。辛うじて二人生き残る。
 必死に回復するが、真名姫の真名姫*1もこれで打ち止め。このゲーム、敵もきっちりMP持っており、意外なことにその総量は理不尽なほど多いと言うことは無い。むしろ、そのHPと比べたら理不尽なほど少なめに設定されている。真名姫は真名姫を3回しか使えないのだ。
 そうなると、身体能力は並みの中ボス以下*2の真名姫をボコボコにするだけ。
 何とか勝ったが一族ぼろぼろ。
 そして逃げ帰るように帰還。
 困ったことに実働部隊が現在4人でそのうち2人が死亡すると言う大惨事に。9ヶ月で子供作ったばかりの最強の槍使いと4ヶ月の将来を嘱望される若者が倒れた。しかし、4ヶ月の方の母親が反魂の儀を申し出て、母の命と引き換えに息子は一命を取り戻す。もう一人は反魂をしてくれる親も無く、一人の子を残して9ヶ月と言う短命の呪いを受けた一族でも異例な早さでこの世を去った。
 幸いなことに、彼女は歴代の中でも異例なほど能力が高かった。素質も同様で、予想通り一族最初の氏神となってくれた。奉納点は9600と低めだが、15000程度の神と比較しても遜色のないハイレベルな神となってくれた。
 しかし、二人失われたのは事実で、残されたのは9ヶ月の当主と母の命で生き長らえた5ヶ月の若者、そして、まだ初陣前の2ヶ月の息子という3人だけとなった。開始直後以来久々の少人数となってしまったのだ。一時は屋敷拡張するくらい増えたのになあ。
 好転する材料があるとするなら、まだ、全員が比較的若いこと。当主の素質が低いが、他の2人は中々見込みがあること。初陣前の若者は、母親が氏神になるほどの素質と能力の持ち主だったが、素質面で見ればその母を上回る。おそらく氏神第二号になるだろう。ちなみに、息子に命を与えた母が最初の氏神予定者だったのだが、彼女より能力が高い9ヶ月のほうが死亡したので彼女は氏神になれなかった。名前は後で記入しよう。
 奉納点だけは1万ほど残ってる。
 当主が交神できる年齢なので、ここで一人増やして立て直すしかないだろう。まだまだ何とかなる。
 いや、しかし、今回はドラマティックな展開が多いなあ。反魂なんて初回プレイ以来久々じゃないか?

*1:ふざけているわけじゃなくて実際そうなんだもん

*2:風の体、ようはすばやさと水の技は高めのようだ