現実
昨日の桝田さんの発言の中に、「PSPのソフトは売れない(意訳)」と言うものがあった。後これに付随して「SCE版権のソフトのため他機種に移植できない」と言うのも連動したものだろう。 これらはメーカー側が桝田さんのプレゼンに対して出した回答を桝田さん風に意訳した、というか、桝田さんがそう受け取った回答なのだが、この二つは如実に現在のPSPの現実を示していると思う。
この二つの発言の行き着く先は
ソフトメーカーはPSPでは商売にならないと踏んでいる。すなわち、PSPではDSもしくはGBAの任天堂牙城を打ち破ることが出来ないと考えている。
と言う結論になる。
PSPは出荷1000万台突破などと景気のいい事を上げてはいるが、実売がどれほどなのかは疑問だし、どの店でも在庫がだぶ付き始めているようだ*1
そういうところで確実に売れるであろう俺屍のPSP版やその続編でPSPを売ろうと考えないSCEは駄目だなあと思った。
まあ、俺屍と言う商品がそれほど売れると考えなかったのだろうけど。確かに爆発的に売れるソフトではないが、じわりじわりと売上を伸ばすだろう。SCEはポケモンの例を知らないようだ。まあ、ポケモンほど売れるとは思わないけれど。
また、他のサードパーティはPSPでソフトを出す場合、必ずともいえないが、大方他機種への移植や同時発売も考えている節が見て取れる。
今現状で、携帯ゲーム機戦線は任天堂とソニーのどちらが勝つのかわからない状況だからだろう。任天堂、ソニーと両方にパイプを持っておきたいと言うのが目に見えている。
ここ最近はDSのほうが売れつつあるようなので、このままいくと一気にDSにユーザーが流れそうな予感がする。
ちょうど11月23日はロックマンエグゼの最新作の発売だったらしく、近所の店には軽い行列が出来ていた。PSPのソフトでは行列は出来ないだろう。PSPはDSの対抗馬どころかGBAの相手にもならない可能性すら出てきている。
これがPSPの現状だ。ならばこそ、俺屍をPSPで出すのだ。俺屍の実売数は30万本ほどらしい。無論ベスト版を含んでだ。中古も含めれば日本中で40万人はプレイしているゲームである。そしておそらくその4人に一人は俺屍の続編が他機種で出たらハードごと買ってやろうと言うファンに違いない*2
PSPの新規を10万台売るパッケージなのだ。これを作らず何を出す。PSP。
いや、マジぶっちゃけ、PSP買ったのにやるソフトが無いんだけど。
いい加減、面白そうなソフト出してくれよ。