機神咆吼デモンベイン 軍神強襲 読了

 昨日の記事サブタイトル間違ってた。軍神強襲が正しいようで。
 誰も指摘してないけどなー。
 最近コメント無さ過ぎて寂しい限り。まあ更新頻度もかなり下がってたんだけどな。
 なんか、開設以来最速で1万ヒットを稼いだ先月と先々月の反動のように、こんどは最遅を記録しそうな予感。
 話がそれすぎた。
 で、読み終えた。
 なんか薄っぺらい話だった。本の見た目同様。デモンベインファン以外は読む必要も無い作品かも。古橋さんだっけ?この人のファンでもパスしたほうがいいかもね。
 読めば読むほど味が出た前作の機神胎動のほうがぜんぜん面白いね。まあ、あっちもファーストインプレッションとその後の感想にだいぶ開きがあったけど。でもこっちはもう一回時間置いて読み直しても感想変わらない気がするなあ。
 あとがきにあるように前作が地味だったからアクション主体にしてみたとの事だが、前作がメリハリのある内容だったのに対して、こっちは常に大味な感じ。そもそもエドガーが生身で戦うシーンなんてほとんどねえ。あったとしてもバルザイ投げておしまい。
 前作切り札だったアイオーンも、ぽこぽこ出てきて神獣弾ぶっぱなして消滅を繰り返すばかり。
 そもそもキャラの掘り下げが薄すぎる。エドガーこそ一応過去話で多少の保管があったとはいえ、何がしたいのかいまいちわからないし、兼定にいたっては何のためにいるのはすら不明。覇道鋼造ですら、最初と最後に出てくるだけ。
 ただ、機神飛翔とリンクしてるので、トラペゾヘドロン召喚時に見える光景の一部とリンクしてたりはする。後は、ループの〆は必ずしも九郎VSテリオンというわけでもないようだ。無限のループにおいていろいろ試行錯誤が繰り返されてきたという部分がわかるのは作品の世界観を保管するにいたっては重要なポイントかな。それまでは必ず九郎がまけてアリゾナからやり直しかと思ってたし。
 まあ、神としてのデモンベインのすさまじさは驚いたが。最終決戦仕様の九郎+アルより強いんじゃないかなこいつ。あっちは宇宙と時間を転移しつつ戦ったけど、こっちは平行世界、別宇宙まで移動しながらの戦闘だったし。さらに時間制御も完璧にこなす。ド・マリニーの時計、お気に入りにされてるなあ。
 しかし、それをぶっちぎって全部無かったことにするナイアルラトホテップの途方も無さには開いた口がふさがらない。
 まあ、飛翔ではナイアですら出演者の一人になってたから、神の権威を取り戻すに十分な実力の見せ所だったとは思うけど。
 ファンなら読んどけ、それ以外は手を出さなくていいかな。