クライシスコア FF7 完結

 とりあえず、ファミ通で製作者がいってたように、ミッションは一切やらずにクリアしてみた。ミッションやらずに進めても基本、ボタン連打でクリアできるので、難易度の低さは折り紙付き。結局のところはムービー集です。
 が、実は結構つぼにはまる。特にセフィロス戦以後の、逃走劇あたりはすごくいい。まず、音楽がいい。ギターベースの、どこか70年代のロードムービーを髣髴させるような物悲しい音楽。悲しいながらも未来に希望を持たせる雰囲気。ただし、やってる人間は結末を知っているわけなので余計に悲しく聞こえる。
 とにかく、この章以降のメインテーマが2曲ほどあるのだが、それが秀逸。もっとも、単品で聞いたらイマイチかもしれない。その崩壊へと続く雰囲気の中でこそ生きる曲かもしれない。
 いちおう、ほとんどの伏線は回収されてるんだが、シスネだけは放置。この人FF7に出てきてないんだが。あれか、携帯のオンラインゲームのキャラか。そういうのはちょっと販促*1だぜ。
 エアリスの行動が非常にかわいらしく、マジでザックスのことが好きだったんだなあと。てことはFF7クラウドは弄ばれていたと言うことになるのか。とはいえ、僅かな接触だがティファとクラウドがいい感じだったしなあ。よく、エアリスとティファのどちらがヒロインか紛争ってのを聞くが、やっぱりクラウドの彼女という意味でのヒロインはティファで、物語のヒロインってのはエアリスなんだなあと思う。
 つうか、クライシスコアみたあとだと、エアリスにはずっとザックスを好きでいて欲しいなあと思うしな。しかし、89通も手紙出してたのか。ちょっとストーカーだな。
 しかし、時間計算がちょっといまいちわからん。セフィロスがニブルヘイムで反逆したのがFF7開始時の5年前だろう。クライシスコアの始まりがその7年前。たぶん、ジェネシス事件でザックスがソルジャー1stになる間に2年くらい経ってるんだろうな。そんで、エアリスの最後の手紙がザックスがニブルヘイムいってから4年って書いてある。1年あまるな。ひょっとしてクラウドは1年間も魔洸中毒でアウアウ言ってた計算になるのか? いや、ビンに詰められていた期間もあるからずっとなのか。
 一番問題なのは、ザックスを模倣していたクラウドなんだが、そのザックスを真似ているつもりのクラウドの言動がザックスに一切一致しねえ。エアリスがクラウドにあったときも、どうもザックスの面影を追っているような描写があった様な気もしないでもないかもしれないが、いくらなんでも違いすぎる。クラウドから見たザックスはこんな感じだったのだろうか?
 まあ、物語を追う分には面白い。断片的だった過去編がきっちり描かれてしまうことは良し悪しあるだろうが。
 で、ここまでやったからには、次はリメイクなんだろうなあ。ひょっとするとPS3あたりでサプライズするかも。だとしたらFF13よりPS3の牽引力になりそうな予感がする。

*1:誤字ではありません