刑事コロンボ 殺人処方箋

 海外ドラマといえば、何を思い浮かべるだろう。最近では24やプリズンブレイクがはやっている。ちょっと前だとERやXファイル。その前になると、スタートレックネクストジェネレーションやナイトライダーか。ナイトライダーエアーウルフは大好きだったし、24とかはすごい人気だ。
 でも、俺にとってはじめてはまった海外ドラマというのはこのコロンボだったりする。
 とはいえ、1970年代に作られた旧作シリーズは45作もあり、見てないものが結構あったりするのだ。○○○○27とかナンバリングされてると確かにかっこ悪いが、わかりやすいっちゃあわかりやすいな。1990年代に作られた新コロンボシリーズも20作くらいあるんじゃないだろうか。なので、金曜ロードショーで見たのはどれだったかわからなかったりする。金曜ロードショーだったよな???日曜洋画劇場だったような気もする。まあ、どっちでもいいか。
 この殺人処方箋はコロンボの1作目に当たる。
 なので、俺の知るコロンボ像と比較すると、結構違う部分もちらほら。とはいえ、この時点で既に確立されている部分も多数ある。レインコートや「うちのカミさん」ペンをなくすなど。ただ、それ以後の話と違い、犯人が追い詰められないから、外堀から埋めようとしたり、共犯者を利用した引っ掛けで共犯者にしゃべらせようとする手口を使ったりする。このあたりはなんとなくらしくない。
 元々コロンボは脇役だったそうだから、このあたりは元脚本の名残だろう。こういう搦め手でなければコロンボが追い詰められなかった相手ということだ。というわけで、最初の敵が最強の敵だったのだろう。
 まあ、このコロンボすごく小奇麗で若々しいし。まだ経験が足りなかったというわけで。後のコロンボには余り見られない挑発されてムッとする雰囲気も見せるし。
 ああ、続きが楽しみだな。隔週らしいし、集めるかなあ。
 24とかプリズンブレイクとかああいう、続き物も面白いのだろうが、俺はこういう1話完結ものの方が好きかもしれない。