G-GENERATION SPIRITS

 フラゲしてきた。
 とにかくOPでしびれる。今回は最初からどの時間軸でも選べるようで、もちろんいつもの如く、戦慄のブルーから始める俺。
 最初の感触として、基本はPS2版のGジェネシリーズは「無かったこと」*1にして、PSのGジェネシリーズをベースに作られている。
 なので、命中厳しく、回避も厳しい世界。ゲストが支援できないステージは今回も、異常に難易度高いところと低いところがあったりしそう。
 特筆すべきことは、ロードの速さととにかくよくしゃべること。PS版の不満点はまさにこの2点だったので、それを見事に解消している。声に関しては今のところフルボイスなんじゃないかと思うんだが。まあ、若本さんが劣化してるのはどうにかして欲しいが。ギャグキャラなんかはいいんだが、昔の渋い役柄も、このテイストになってしまうのは勘弁して欲しい。セルやロイエンタールをやっていた頃の若本さんと、今の強力若本が両立してくれれば最高なのだが。
 あと、グラフィックがどれもかっこいい。61式戦車すらかっこいい。
 フルボイスになって、一部声優に変更がある予感がする。ブライトさんは多分ライブラリがあるから、そのままだろうが。今のところ、ユウ・カジマが山寺さんじゃなく、森川さんになっているように感じた。感じただけで実は山寺さんのままかもしれないが。
 オリジナル連中も声に変更がある模様。マークギルダー石川五右衛門じゃなくなった。
 とにかく、PSでのGジェネシリーズの進化版というべき作品。何でこれをもっと速く出さなかったんだと問い詰めたい。まあ、途中あったSEEDとついてるのはやってないので、あれも、こんな感じだったのかもしれないが。
 ただし、難易度も比較的高く、セーブリセットが基本なので、ストレスはたまる。そういう部分に耐えれない人には辛いだろう。
 グラフィックは秀逸すぎる。MAP上のキャラの動きもなかなかこっている。あと、戦艦ユニットがかなりのマスを取るようになっている。移動も方向転換が必要で、戦艦の鈍重さをうまく表現している。その上で、直進だけならMSより移動距離があるという、母艦としての利点も表現してるのは単純ながら凝ってるなとおもった。
 基本的にグラフィックを楽しむゲームなので、力を入れつつも、ロードを短縮している点など、とてもバンダイのゲームとは思えないこりようだ*2スパロボで評価されている部分、アニメーションを途中で見るのやめるとか、アニメのON/OFFを1発選択できるようにしてある点など、プレイアビリティも優秀である。LRでユニット選択できないのはちょっと残念だが。
 痒いところに手が届くとまでは行かないが、なかなか良い作りになっている。
 良くも悪くも、グラフィックを楽しむゲームであり、作業的であり、PS版から見た目とシステム周り意外ほとんど進化していないので、PS版のGジェネが嫌いな人は手を出さないほうがいいと思う。
 が、PS版のストレスの大半は、あの劣悪なロード時間などの苦痛であるため、それ解消されている今作は、ガンダム好きなら誰がやっても楽しめると思うのだがどうだろう。

 追記:ユウの新しい声優は、森川さんじゃなくて諏訪部順一さんだった。どうりでちょっと違うなあと確信もてなかったわけだ。しかし、俺が九鬼先生の声を聞き間違えるとは・・・。愛が足りないな。

 ブルーデスティニーのシナリオは、どうもプロフィールと台詞からして、小説版がベースになっているらしい。まあ、小説版は漫画版と比べてかなり面白かったし、最後までやってるから当然と言えば当然か。

*1:はい、ここ重要

*2:ただし、最近のバンダイは頑張っていると思う