クロノベルト 人物編

 さて、最後に人物編。
 ゲーム一本やると、書く事に困らなくていいなあ。
 しばらくは困らない。今週も出るし。
 まあ、一応ネタバレなので予防戦張っとく。
 如月双七:なんか、立ち絵が微妙なのは嫌がらせなのか? まあ、相変わらずのいい人。でも、今回は余り泣かない。相変わらずの主人公属性の薄さ故に、なかなか目立たないんだが。それでも、一番美味しいところは持っていく。
何しろ、かみをチェーンソーでまっぷたつ。

 如月すず:あやかしびと、バレッドバトラーズの全ヒロインの中でもっとも不遇なヒロイン。何しろ、Act3.クロノベルト編で本当に出番無し。まさに不遇、マジで不遇。メインヒロインっすよ。他のヒロインは全員出番あるのに。さすが、拳銃が人気投票1位になるゲームを出す会社はやることが違う。まあ、クロノベルト編は登場人物ほとんどがコピーだったりする世界何だが、それはそれとしても、不遇すぎる。故に言うことがない。だって出番ないんだもんさ。

 リック・アロースミス:一番美味しい部分は双七と九鬼の師弟に持っていかれてしまうけれども、十二分に美味しい役回り。むしろ最後、惣七にもって行かれた意外は主人公の面目躍如。とはいえ、どちらかというと、今回は頼れる兄貴分って感じだが。まあ、年下の双七視点から見るシーンが多いしねえ。ベイルとの黄金コンビは健在で、グールやカットスロートはやっぱかっこいいわ。今回は、ついに兄貴との合体攻撃も実現したし。生身のままスパロボに出れるように。

 セルマ・フォルテンマイヤー(偽):何故偽かというと、本物の出番が限りなくないから。ある意味すずより本物の方は不遇かもしれない。なにしろ、すずはアルフレッドルートでそこそこ出番あるものの、九鬼先生ルートでは、九鬼先生が真面目に復讐しようとするものだから、バレッドバトラーズ勢と九鬼先生のからみがえらく少ない。おかげで九鬼と一奈が中心に話が進むため、セルマの出番が削られる。この偽セルマは、最後の最後である意味本物以上に活躍してしまうため、さらに本物の立場無し。一応女性陣人気1位+総合ポイントでも3位の人気キャラなんだから、もうちょいいい扱いにしてやろうよ。

 アルフレッド・アロースミス:彼が心を入れ替えるのが今回の話の肝の一つ。そんなわけで、本編の腹にイチモツって感じのキャラから、ずいぶんと感じのいい人になってしまう。しかも熱血漢。根っこのところでやっぱりリックとは兄弟だと思ってしまう。まあ、リックみたいになろうとしてなったんだろうが。

 ルタ・グレフィンド:今回のメインヒロイン。九尾の一尾、逢難を萌え擬人化しただけでは飽き足らず、今度は死を撒き散らす魔王の一部である拳銃を擬人化。東出さんの脳みそはどうなってるんだ。誉めてるんだよ一応。とはいえ、擬人化されるとキャラクターが変わりすぎ。まあ、感情やら感覚やら普段持ってないものが一気に増えるため、混乱しているという説明だったのだが。
 もっとも、マスター命の部分は変わらず、典型的なツンデレを局地で行った逢難と比べると萌えの破壊力は数段劣る。まあ、あっちはシナリオもそれに拍車をかけるような内容だったしな。

 ベイルハウター:人気1位の拳銃。今回はかわいそうに出番が少ない。しかも、偽者なのでずっとただのしゃべる銃。やかましくて仕方がない。中の人にうるさいといわれる始末。かわいそう。

 一奈:あやかしびと本編では救いが一切なかった人物だが、今回は話の中心。固着した性格は変えられない事を自覚し、死を撒き散らす生き方に疲れ、やり直す事を望み、雲外鏡により、6歳当時まで若返る。記憶や能力の一切を失って。もっとも、記憶に関しては悪夢としてみるレベルで保持しており、それが話をややこしくさせるのだが。もっとも、彼女の救いの話=九鬼先生が復讐を果たせないということになるのだが、この話は、九鬼先生がその辺の落としどころを見つける話でもあるので、まあ、最後はハッピーエンドなわけですよ。

 九鬼耀鋼:結局、このクロノベルト全編を通して、彼が救われるまでの話。いや、自分に納得いくようにする話かな。一奈との決着、弟子との再開、そして自分の行いに対するケジメ。それらを果たした先には、安息の場所があったと言う話。まあ、それが死後の世界というのがやりきれないが。この修羅でも死すれば安息は得られるということか。せめて生きているときに与えられていれば・・・。
 まあ、刀子ルート後ならその可能性もあるんだけどなあ。