無限のフロンティア

 いつもの如く、1日フライングで入手。ただ、このフライングさせてくれる店、バンナムや光栄クラスまで位のゲームなら前日に売ってくれるが、□eや任天堂カプコンクラスになると前日販売してくれないんだよな。前日販売してるのも、すぐ隣にGeoがあるせいだろうが。強力すぎるライバルだしな。客の取り合いしたら体力の差で絶対負けるからなあ。実際、Geoの方が高いし。
 さて、OG外伝と付いているし、ゲシュとか出るとは既に知っていたのだが、ここまで露骨にOGとリンクしてるとは思わなかった。音楽なんかは、ほぼOGのアレンジ。もっともAsh to Ashなんかはそのまんまだ。どうも主人公の一人はAの時のシャドウミラーのアンドロイドのシングルナンバーズのようだ。OG2のOPで行き先が不明になった戦艦がこのゲームの世界に墜落した模様。
 主人公キャラもゲストキャラも割りと惜しみなく出る。4時間ほどで既に、有栖零児&小牟が出てきたし。COS-MOSはまだだが、Te-losはもう出てきてるし。
 しかし、良くも悪くも厨臭い世界。主人公もスカしてるが、各人のその厨臭さや見た目のあれさかげんを、まるでネタのように主人公達がいじりまくる。まるで、お笑い芸人がいじり合うように。セクハラネタも満載。神夜の登場時にいきなり100以上とか*1乳姫とか、へそ姫とか、勘違いのチャラ男とか、まあ、その通りだったりするので、本人以外は仲間の厨臭さを全員自覚しているのがポイントか。
 で、肝心の方のゲームだが、まさにSFCのゲーム。グラフィックの第一印象はまさにそれ。特にフィールド画面やステータス画面とか。戦闘画面のグラフィックそのものもSFCのそれなのだが、実際、バトルが始まると、アホほどキャラが動きまくり、そのあたりはやはりSFCからは進化してる。SFC時代のスパロボと比較したらよくわかる。このあたりは、今でもスパロボでドット絵をある程度使っていたバンプレの面目躍如か。DSは携帯機だけれど、ある意味SFCの正当後継機なのだなあと、実感した。
 で、画面がSFCなんだが、別に詰まんないわけじゃない。基本普通のRPGだが、戦闘がそれなりに面白く、ボスが硬くて強い。ちなみに、雑魚もだんだん硬くなってきた。欠点は1戦1戦が比較的長いことか。もっとも、テンポ自体はいいので、ナプカムのようなストレスは感じない。
 戦闘システムそのものは、ナプカプの簡略化といったところか。ナプカムは十字キーと組み合わせて自由に攻撃を出せたが、こちらは、あらかじめどの順に攻撃を出すか決めておき、それをタイミングよく繰り出していく。
 もっとも、単純だが、それなりの戦術要素を秘めている。その辺はナプカムより進化している。
 ようは、ダメージ重視の攻撃にするか、必殺技ゲージ重視の攻撃にするかの選択である。
 コンボをつなげていく時、当然技を出し切りつつ、地面に落ちる前に拾いなおすのが、一番ダメージを出せる方法である。ところが、技の途中で次の技を出すと、必殺技ゲージが大幅に増える。まあ、技ごとにどこのタイミングで繋ぐか決まっているのだが。当然、技を出し切る前に次の技に繋ぐのでダメージそのものは落ちる。ようは、その選択を取るわけだ。もっとも、タイミングが重要で、必殺技ゲージ狙って失敗して、ゲージは稼げないわダメージは出ないわと踏んだりけったりな時もある。ボス戦なんかは必殺重視でいいだろうが、雑魚の場合は、一人のフルコンボで倒しきれるならゲージを溜めずにダメージ重視にした方がいいときもあったりと、状況に合わせて使い分ける必要がある。これは、連続攻撃にも言えること。一人最大5回攻撃できるのだが、次の行動順が味方の場合、味方に連続攻撃させることができる。空中コンボを継続させることが可能でダメージ効率が上がるのだが、コマンドが使用できないので、コマンド使用したい場合は連続攻撃をあきらめなければいけない。
 などなど、非常にシンプルだがちょっとした思考が必要な作りになっている。この辺がいい塩梅なのではないか。あと、戦闘開始時と終了時に、キャラの掛け合いがある。単純に単発の台詞を言う時もあれば、連動した台詞をはくときもあり、それを聞いてるだけで結構楽しかったりする。
 欠点は中断が無いところか。って、書いたが、取説読んでないので実はあるのかもしれない。携帯機なので中断は欲しかったところ、それもWとかOGのときのような、スタートボタン押せば、会話中だろうがなんだろうが中断できたあのシステムが。まあ、DSはふたを閉じればその時点で中断なのだが、電源ランプが点滅して、電池を消耗しそうで嫌だ。
 期待していたゲームで、いい手ごたえを感じるとやっぱ嬉しかったりするよなあ。戦女神Zeroも超期待だぜ。

*1:胸のでかさ