薬師寺涼子の怪奇事件簿

 いつかなるんじゃないかと思ってたら、ホントにアニメ化された。
 チバテレビってどこの系列なんだろう。左翼系列なのかな? 
 そんなわけで、田中芳樹が、ゆるく左翼論ぶちまけながら、ストレス解消にかいたチラシの裏というか便所の落書き小説がアニメになりました。
 え、俺、ファンですよ。公衆便所でウンコしながら便所の落書き読むの好きだし。
 まあ、この作品、中身が無くて読んでて疲れない軽薄な時間つぶしの読み物として読めばそんなにつまらないものではない。とにかく、田中芳樹の知る、ステレオタイプをひたすら詰め込んだだけだし。恐らく、それは本人が皮肉っているつもりなんだろうが、どこまで本気か冗談かわからないのがきっと魅力。
 もっとも、設定がGS美神もろぱくり、スレイヤーズまでぱくってるという、大作家にあるまじき暴挙なのだが、パクリもともかく中身もチープ。ただ、ひたすらマイナーな化け物ばかり出るのだけはポイント高い。
 文献マニアの田中芳樹だから、きっと、過去の文献に残っている化け物なのだろう。えっと、どの巻でどの話だか忘れたが、エキドナとかミノタウロスと言う有名どころが出た巻もあったが。とにかく、場所とモンスターの種類が違うだけで、中身はどれも同じだから、どの巻だったか思い出すのに一苦労する。
 で、アニメ版。
 1話だけみたが、これだけだと面白いのかつまらないのかの判断が付かない。涼子の声はちょっと低い気もしたがあってるような気がする。相棒の方はまあ、無難なところだろう。涼子の声は真月譚月姫アルクの人だな。生天目だっけ、読めないんだけどな。ナバタメとかそんな名前の人。アルクの声は格ゲー版の柚木涼香がよかったなあ。
 小説版では途中から参加した連中が最初から出ている。というか、涼子の話から、小説版の話がちょっとだけでてたから、時間軸的には小説版の後らしい。
 とりあえず2話をみて前後編を見終えなければ感想はいえないかなあ。