薬師寺涼子の怪奇事件簿 第三話

 初めてOPを見た。
 最近珍しく*1音楽だけのOP。こういうのはセンスが問われるね。なかなかいい感じだが。
 さて、今回の内容は、薬師寺涼子とJASESに関する説明と、彼女がツンデレであるということを視聴者に提示する回。原作では周知の事実だが、アニメなので一度説明と言うところだろう。
 しかし、アニメ版は原作ほど涼子がDQN臭を発していない。こりゃ、製作側がマイルドにしてるのか、モノローグが無いからかな。もっとも原作のモノローグは常に泉田の視点なのだが。
 逆に原作以上に誘惑されている泉田が、自制心の塊のように涼子に反応しないのもどうかなあと。原作では、泉田が涼子の好意に気づいていない(というより、むしろ、そんなことはありえない、からかわれているだけだと思っている節がある)って設定だが、アニメ版では逆に、彼女の好意を知った上で無視しているように見えるんだよなあ。
 まあ、今回は、泉田と涼子の微妙でもなんでもない関係だけに終始した話なので、これくらいしか書くことが無い。
 ああ、それと、警察や国に噛み付いてくるのが毎朝新聞ってところが(言うまでも無く、毎日新聞朝日新聞)原作重視だと思わず笑った。もっとも、左翼新聞マンセーではなく、どちらもハイエナ的書き方をされているのは、原作者の趣味ではなく、脚本や監督のバランス感覚なんだろうなと思った。しかし、嘘と捏造事件ばかり起こす、毎日と朝日をくっつけた架空新聞会社の社員に、マスコミのあり方を熱演させると苦笑いするしかないよなあ。

*1:もないか?