葛葉ライドウ対アバドン王 その3

 前作、クソの役にも立たなかった気がする鳴海の変貌振りに驚いていたりする。
 4章にようやく入ったのだが、3章でおおよその背景が明らかになる。
 メガテンらしく、どちらの言にも正義があり、そしてそのやり方にはやり切れない。何が正しくて何が正しくないか明確な回答を出せない背景になっている。話そのものはよくある話なのだが。
 で、横溝小説よろしく、閉鎖された田舎の信じられないような因習、不気味なエロスと、ホント大正末期、もしくは昭和初期の雰囲気が出ている。まあ、伝奇小説に毒された色眼鏡越しの世界観だが。
 もっとも、真1やメガテン2では薄かったものの、隠微な雰囲気は神や悪魔を題材とした物語には不可欠なわけで、メガテンみたいな物語作ってれば避けれないものだと思うが。まあ、ペルソナみたいなの作るなら不要だろうけど。
 
 しかし、このゲーム金に困る。武器とか防具は金がほとんどかからないのだが、仲魔を作るのに金がかかる。というのも、このゲーム、その辺歩いてる悪魔と、合成を重ねた悪魔では実力がまるっきり違う。たとえレベルが10くらい低くても、その辺はいかいしてる悪魔より育てた悪魔の方がよっぽど役に立つのである。なので、合体をするのに最低でも片側の素材は育てた悪魔を使う必要がある。なので、悪魔合体をするたびに金が必要になる。それも1万とかそんなお金が。しかし、雑魚と戦っても100円とかしかもらえない。なので、ひたすらセーブリセットしつつマージャンに明け暮れるのである。多分マージャンだけで2時間くらいやってる気がする。
 ゲームのタイトルを、「悪魔賭博伝説ライドウ」に変更を要求する。
 いやまじで。こいつ、生計を絶対マージャンで立ててるよ。しかも相手は自分の仲魔。

 さて、萌え要素が薄いゲームかと思いきや、萌え狙いのキャラが約一名。でも、そのキャラクターそのものよりも、そいつが連れていた和服妖精のほうが全然萌えれるってのはどういうこった。俺にもあの和服ピクシーを作らせろ。