M-1グランプリ2008

　いやあ、今年もレベル高かったなあ。とはいえ、お笑いブームのせいか、ぼちぼち知ってる人が多くなってるね。敗者から上がってきたオードリーも決勝に残ったナイツも知ってるしなあ。去年のサンドウィッチマンほどのインパクトは無かったなあ。NON STYLEも一応知ってたし。
　もっとも、去年の決勝は誰が勝つかわからなかったけど、今年はNON STYLEが圧勝だったなあ。オードリーは面白いが、ちょっと変則漫才なのがこの場合ネックだったかな。島田紳助とか、巨人とかは同じくらい面白かったらオーソドックスなスタイルの方に入れそうだったし。そういう意味では島田紳助も途中でいっていたが、今年みたいに1位から8位まで実力伯仲した場合、審査員の好みが影響されるから、そのあたりも考慮するべきか。キングコングに対する点数はちょい厳しかったが、期待しすぎた部分が審査員にもあったんだろうな。
　とはいえ、今年はぐうの音も出ないくらいにNON STYLEの圧勝だったと思う。キングコングが今年もしつこくサンドウィッチマンが憎いと言っていたのは*1去年がそれだけ僅差だったわけだし。今年はネタにも出来ない。
　もっとも、NON STYLEは関西では有名で、関西での漫才タイトルをいくつも持っている実力者なので、関西で実力がある奴はM-1でも強いということなんだろう。
　ナイツは面白いんだが、決勝で勢いが足りなかった。やはり、その場の空気に当てられた熱気も必要なんだろうなあ。もっとも、ナイツみたいなおっさん顔が熱くなられてもこまるし、あの淡々としたネタが持ち味だしなあ。
　とはいえ、一昨年あたりは首をかしげるような内容で、島田紳助自身が苦言を呈してたくらいだったが、去年と今年はホントレベルが高い。島田紳助や松本あたりは質が下がれば潮時だと考えているようだが、この分だと後数年は続きそうだ。というか、麒麟じゃ決勝に残れないレベルになってるもんなあ。

*1:ネタとはいえ