M-1グランプリ2009

 今年はレベル高いな。
 ほんとに詰まんなかったのってハリセンボンくらいか。
 前回王者のNON-STYLEが敗者復活ってのは驚いたなあ。この手の、R-1にコントのやつに、S-1といろいろお笑いグランプリが増えたが、やっぱりM-1が一番レベル高いと思った。この前のコントのやつは、身内びいきがひどいと思ったもんなあ。東京03がサンドウィッチマンより面白かったとは到底思えない。いろんな批判はあるが、やっぱM-1が一番いいなあ。このまま高いレベルを保って欲しいんだが。
 決勝に残ったのは、今年最後になる笑い飯パンクブーブー、去年王者で敗者復活から決勝へのNON-STYLE
 決勝の笑い飯はいつもの笑い飯だった、なんで、一番最後の年の決勝のネタがチンポジなのか。ある意味、非常にこいつららしい結末だったと思う。
 パンクブーブーというコンビは実は始めてみるのだが、非常にレベルの高い漫才だった。決勝3組のネタではダントツで面白かったと思う。だから満場一致で優勝も納得いく。ただし、決勝3組に限っただけの話で、今回の決勝大会に出たメンバーのネタの中で決勝の彼らのネタが一番面白かったかというと首をかしげるところ。全ネタを見たら1本目の笑い飯鳥人か、NON-STYLEの1本目のネタが、個人的にはダントツで面白かった。
 NON-STYLEは1本目と2本目のネタがまるっきり一緒だったのが問題。不良と時代劇に変わっているが。1本目が9組の中の一番最後で、決勝が一番最初にネタをやるものだから、実質同じネタを連続で見せられる羽目になった。2本目のネタはもうちょっとつまらなくても、違う雰囲気のネタを持ってくるべきだっただろう。もっとも2本とも爆笑するネタを出すというのが非常に困難なのは、M-1の常なのだが。そういう意味ではかぶったネタでも全然笑いを取れる彼らの実力を垣間見れた。それだけに、やはりなぜ、同じようなネタを連続で・・・という部分がもったいない。オードリーなら、同じこと2回やっても問題なかったのだろうが。
 とはいえ、去年に続き、今年も非常にハイレベルな大会だった。去年も同じことを言ったと思うが、チュートリアルが優勝した一番詰まんなかった年、松本と島田がもうM-1やめようといった年を思うと、良くここまで立て直したなと思う。