三國志DS3

 ああ、今日発売だったんだ。
 三国志のDSシリーズで、1がたしか3、2が6のリメイクだったのだが、今回のDS3は5のリメイク。DS1とDS2はスルーしてたんだが、三国志5のリメイクとならば買わないわけには行かないだろう。
 三国志シリーズで一番やりこんだのが俺は5なのである。ぶっちゃけ、11の顔グラでPCでリメイクして欲しいくらいなのだが。
 三国志でターン制メインの最終作でもあり、1から積み上げてきたものの集大成とも言える作品でもある。6は中途半端なリアルタイム、7と8と10はもどったものの、太閤立志伝のような1武将になるのがメインとなっているわけで。5を最後に三国志シリーズは毎回システムが大幅に変わっていくことになる。
 もっとも、三国志5も今やると不満も無いわけで。でもまあ、些細な不満だが。
 非常に堅実なつくりのシステムだが、内容も堅実で、実はあまり一発逆転的な要素は少ない。たとえば三国志の最新作である11なんかは、曹操軍20万に攻められてもやり方次第では3万くらいで持ちこたえつつ、別の国を攻略したりすら出来るのだが、5以前の三国志がそうであったように、5も当然そんなことはできない。ごく当たり前の話だが、兵をそろえて米をそろえて、さらに戦力を集中すれば勝てるゲームである。そういう意味では正しい戦略ゲームである。ただ、システムがシンプルなせいか、難易度上級での敵が相当強く、ほっとくとあっという間に統一されたりする。まあ、そこが面白いわけだが。
 ただし、そうはいっても昔のゲームならではのはちゃめちゃっぷりもあるのだが。超一発逆転特技である幻術、妖術、それに1歩劣るが凶悪な仙術。あと、魅力99の脅威である、劉備ミサイル。忠誠心が100から99に下がった直後にピンポイントで引き抜かれる恐ろしさ。このあたりを駆使すると、2万くらいしか兵の居ない国家が、あっさりと全国統一間際の曹操を妥当したり出来るわけで。
 まあ、久々にやるとやっぱ楽しいなあ。ただ、いろいろてこ入れしてるようで、11での凶悪スキルの火神とか普通にあったりする。で、一人6個までつけれるから、火神+藤甲とかいう鬼コンボが組めるんだが、さて、これ効果発揮するのかな。11なら極悪コンビだったんだが。画面全てを火の海に沈めてソイソースが襲い掛かってくるという悪夢が・・・。
 まあ、一応リメイクなので、後のシリーズのスキルが導入されてたりする。良いか悪いかは知らないけど。
 久々にまったり三国志するかなあ。急いでクリアしたりするタイプのゲームでもないし。
 しかし、安定した面白さがなあ。天道のいまいちさを思い出すと泣けてくる。がよくよく思えば三国志11はもっとひどかったわけで。