月姫8巻

 あれ、この前7巻でたばかりじゃなかったっけ?
 と首を傾げつつ購入。2ヶ月連続発売なのかな。じゃあ、来月あたりに9巻くるか?
 というか、9巻で終わりそうな勢いだが。
 基本、アルクェイドルートにそれ以外のルートのいい所どりな漫画版月姫。ゲームでは、遠野家ルートに行かなきゃよくわからなかった、四季が登場したりする。原作ではアルクルートの段階では四季の人格はほとんど出てこずにほぼ完全にロアだったような気がする。記憶がかなりあいまいだ。何しろ、デモンベインあやかしびとみたいに年1回くらいのペースで再プレイしてるわけじゃないからなあ。リメイクでるまで待ってるところなんだよな。いつ出るのかわからんし、このまま行くと10年たっても出そうにない気がするけど。
 四季は出てきて一通り恨み節ぶちまけて暴れるだけ暴れて退場。切断された腕をあっさりくっつけるシエルの方にむしろ驚いた。戦闘シーンは相変わらず動きがあって非常にいい。同時に、こんなけ戦えてしまう志貴に違和感覚えるけど。まあ原作からしてそうなんだけどね。一応理由付けはされてるけど、到底納得できるような理由じゃなかった気がするしなあ。それでもまあFateの士郎に比べれば全然マシなんだけどね。あいつの突然覚醒っぷりは、いつみてもどのルートでもポカンとしてしまうからなあ。まあ、ご都合主義無しだと、士郎はのっけでランサーに殺されたまま蘇生されずに終わっちゃうんだけど。むしろ終わっておけばよかったのに。
 で、漫画の話。遠野家ルートでしか明かされなかった四季の具体的な存在と、志貴の生まれがわかる。このあたりはアルクルートであかされてたかなあ。ちょっと思い出せない。
 読んでる限りではもう最終決戦なので9巻で終わるだろうなあ。で、終わったら、かつてのアニメ版は無かったことにして、この漫画版の絵柄と内容で再アニメ化希望。
 ぶっちゃけていえば、原作よりも漫画版のほうが面白いと思っている。キノコ信者からしたらキノコ節なくしてなんのキノコ作品かと思うだろうが、信者じゃない俺としては漫画版のほうが装飾ゴテゴテのわかりづらい文章よりはこっちのほうが理解がしやすい。あと、佐々木少年さんの絵のほうが竹内さんの絵よりうまい気がする。竹内さんもFateになってずいぶんよくなった気がしたけど、よくよく見ると、塗りがうまくなっただけな気がするし。塗りって結構重要よ。同じ絵師でも違うメーカーからゲーム出したら感じが変わるもんね。当然、絵師が全部塗ってるわけじゃなく、メーカーの人が塗ってるんだろうし。
 あとは漫画版のほうが面白く感じるのは、直感的にわかりやすくなったこと、無駄な地の文がないのでテンポがよくなったこと、あと、他ルートで解明されることをさりげなく混ぜてるので残っている謎が減ったこと、これらが関係してると思う。
 まあ、なんにせよ最終巻が楽しみだ。やっぱ、アルクはかわいいなということを再認識した。