月姫9巻

 いよいよ大詰め。9巻で終わるかと思ったら10巻までのようだ。
 9巻は最終決戦。1冊丸まるバトルだけで終わる。
 厨二病丸出しのすばらしいバトルなので、是非読むように。いや、けなしてるんじゃないよ、ほめてるんだよ。
 というのも、原作では文章のせいでえらいわかりにくかったラストバトルだが、漫画になって非常にわかりやすくなった。この辺はまだ同人時代の奈須さんの文章のつたなさというか読みづらさというか、読みづらさに関しては今も直ってないというか、それが彼の魅力だとも思うわけだが、同時に、竹内さんの画力のなさというか絵が足りないというか。こっちもあまり成長しているように見えないとか思ったら社長職に専念しててついに最新作からは原画やめちゃったもんな。正解だとは思うが。でもアーチャーの背中はかっこいいぜ。
 なので、あのわかりづらかったラストバトルが、ちゃんと絵になったおかげで非常にわかりやすくなった。原作プレイ時の俺の理解では、要約すると、廊下を壊したらラスボス死んだ*1だったもんなあ。
 いやあ、しかし、漫画版月姫は毎度ほめるがすばらしいな。奈須ワールドの魅力をとてもわかりやすく説明してくれる。単行本10冊に分けて懇切丁寧にアルクルートだけやったからだろうなあ。
 9巻がやけに薄いなと思ったら、本来は9巻で終了なのが、書き足しのため10巻まで伸びた模様。となると10巻も薄いんだろうな。薄いんで良いから早く出てほしいなあ。これが出るころはハガレンの最終巻も出るだろうな。だんだん購入する漫画が減っていくなあ。
 次に希望するのは、この漫画版の月姫をそのままアニメにしてもらうことだな。どこか、ヘルシングみたいにOVAにしてくれないかなあ。

*1:要約しすぎ